学内講座コード:23120304
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
都市空間を歩く【対面】 近代日本文学と東京【対面/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2023年04月28日 (金) 23:30
開催日時:
5月13日(土)、 5月20日(土)、 6月 3日(土)、 6月17日(土)、 7月 1日(土)、 7月 8日(土)/14:00~15:30
入学金:
-
受講料:
18,150円
定員:
30
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
作品の空間は「背景」に終るものではなく、歴史や文化の堆積を抱え、それ自体が「主題」や「人物像」などの形成に決定的にかかわっていると考えています。
テキストを「都市」・「都市文化」のコードで読み返し、前もって徹底的に調べ、実際に歩くことを通して、常識化されたそれとは違う、新たなテキストの表情をつかみたいと思っています。
ようやく対面授業ができるようになりましたが、フィールドワークはまだできません。各自で試みることができるよう、資料を揃えます。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:4月28日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 5月13日(土) 夏目漱石「思い出す事など」―修善寺と東京―(1)
明治43年の「修善寺の大患」の前後、東京と修善寺ではどのようなことが起こっていたのか。第1回目は『思い出す事など』を手掛かりに、漱石が吐血するまでの足取りを追う。
第2回 5月20日(土) 夏目漱石「思い出す事など」―修善寺と東京―(2)
修善寺で療養中の漱石と同時代の東京の様子とを重ねてみることで、明治末期の時代の意味を考える。
第3回 6月 3日(土) 有島生馬「山の手麹町」を読む(1)
昭和2年『東京日日新聞』夕刊に連載され、翌年に春秋社から出版された『大東京繁昌記』に収められた小品を読む。
テキストは授業時に配布する
第4回 6月17日(土) 有島生馬「山の手麹町」を読む(2)
関東大震災から「復興」「繁昌」する「大東京」の姿。変貌した東京を有島生馬がどう見たのか考察する。
第5回 7月 1日(土) 三島由紀夫の学習院―「詩を書く少年」(1)
「詩を書く少年」を読む。
第6回 7月 8日(土) 三島由紀夫の学習院―「詩を書く少年」(2)
「詩を書く少年」の舞台となっている学習院、学習院時代を考察する。
【教材】
【テキスト】
松下浩幸 夏目漱石『思い出す事など』(岩波文庫)、『文鳥・夢十夜』(新潮文庫)所収
長沼秀明 有島生馬「山の手麹町」―授業時に配布する。
佐藤義雄 『花ざかりの森・憂国―自選短編集』(新潮文庫)所収
※教材は各自購入願います。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 佐藤 義雄 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯~第4輯、リバティアカデミーブックレット)、単著に『文学の風景 都市の風景』(2010 蒼丘書林)、『昭和文学の位相1930-1945』(2014 雄山閣)、『文学の認知空間』(2020 蒼丘書林)がある。 |
名前 | 松下 浩幸 |
肩書き | 明治大学農学部教授 |
プロフィール | 1960年大阪府出まれ。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈都市〉〈独身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』、共著書に『異文化体験としての大都市』『「倫敦塔」論集 漱石のみた風景』『〈怪異〉とナショナリズム』などがある。 |
名前 | 長沼 秀明 |
肩書き | 明治大学文学部兼任講師、川口短期大学こども学科教授 |
プロフィール | 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。川口短期大学こども学科教授。明治維新から今日に至るまでの日本の憲法の歴史を連続的かつ幅広く研究。共著に『尾佐竹猛研究』『日本近代法学の巨擘 磯部四郎研究』『近代への架橋』『保育と日本国憲法』『近代日本の専門職とジェンダー』『日本の歴史を問いかける』など。 |
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