学内講座コード:1102
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
国士舘大学 地域連携・社会貢献推進センター [ 国士舘大学 世田谷キャンパス (東京都) ]
講座名:
名筆に学ぶ書道実技(仮名) 寸松庵色紙を学ぶ
申し込み締切:
2023年03月25日 (土) 23:30
開催日時:
05月13日(土) 〜 07月29日(土)/11:10〜13:10
入学金:
2,000円
受講料:
30,000円
定員:
15名
講座回数:
12回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
春期は「三色紙」のひとつに数えられている伝紀貫之筆「寸松庵色紙」を取りあげます。「寸松庵色紙」は色紙といわれていますが、もとは粘葉装の冊子本であったものを、料紙の色も文様も美しく、書がすぐれていて、散らし書きが巧妙であったので色紙の形に截って、色紙として鑑賞されるようになったものです。散らし書きの字面の広狭によって料紙の大きさに違いがみられるのはそのためです。
「寸松庵色紙」の散らし書きにはいくつかのパターンがあります。行の頭は次第に低くなり、長さは短くなり、さらにその傾斜が次第に度を増すようにしているもの(324「しらゆきの」)、各行の延長線が一点に集中するようになっているもの(207「あきかぜに」・218「あきはぎの」)、歌を上下または左右に分散させているもの(199「秋の夜は」・288「ふみわけて」)、行の頭に高低をつけ、行の脚はなだらかに湾曲させているもの(263「あめふれば」・280「さきそめし」・313「道しらば」)などがあります。その中から仮名の創作をするうえで役立ちそうな散らし書きを選んで学びます。
-講座スケジュールにつきましては、休講等により変更になる可能性がございます。-
【講座スケジュール】
第1回 05月13日(土)
第2回 05月20日(土)
第3回 05月27日(土)
第4回 06月03日(土)
第5回 06月10日(土)
第6回 06月17日(土)
第7回 06月24日(土)
第8回 07月01日(土)
第9回 07月08日(土)
第10回 07月15日(土)
第11回 07月22日(土)
第12回 07月29日(土)
対象は中級レベルからですが、藤原時代の仮名名筆に親しんだことのある方でしたら受講可能です。レベルに応じて指導いたします。
●持ち物:書道用具一式
●テキスト:日本名筆選12:寸松庵色紙[伝紀貫之筆]、二玄社、¥2,860(税込)
※テキストは各自ご用意ください。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 細貝 宗弘 |
---|---|
肩書き | 【学外】元文学部教授 |
プロフィール | 最終学歴:東京教育大学大学院教育学研究科修士課程美術学専攻修了 指 導 歴:国士舘大学文学部教授、鶴見大学文学部・文学研究科(博士前期課程)非常勤講師、立教大学文学部兼任講師、慶應義塾大学文学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師 論 文:「最澄の真筆が延暦寺・来迎院・多度大社から出現」(親王院堯榮文庫研究紀要第8号)、「久隔帖につづく最澄自筆消息出現」(親王院堯榮文庫研究紀要第3号)他 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.