学内講座コード:15B1612101
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
藤原道長の王朝貴族社会 長徳元年・長徳四年の『御堂関白記』を読む
申し込み締切:
2015年11月11日 (水) 23:30
開催日時:
11月12日(木)、11月19日(木)、11月26日(木)、12月 3日(木)、12月10日(木)、12月17日(木)/14:00~15:30
入学金:
-
受講料:
9,500円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
王朝時代の貴族社会について知るうえでは、かの藤原道長(ふじわらのみちなが)の日記を手がかりにすることができます。
藤原道長といえば、二人の天皇の叔父(おじ)であった人物であり、二人の天皇の祖父となった人物であり、そして、当時の貴族社会において絶大な影響力を持っていた人物に他なりません。その道長が残した日記は、一般に『御堂関白記(みどうかんぱくき)』の名称で知られていますが、われわれは、その『御堂関白記』を通して、王朝貴族社会のありのままの姿を見ることができるのです。
もし、ある時代において社会の中心にあった人物が日記を残していたとしたら、その時代の社会のあり方を学ぶうえで、これに勝る手がかりはないはずです。それは、その社会のさまざまな出来事に最も大きな影響を及ぼした当の本人の日記なわけですから、そこには、さまざまな裏事情までが、ときには詳細に記されていたりもすることでしょう。
そこで、この講座では、千年の時を超えて今に伝わる『御堂関白記』の最も古い部分である長徳(ちょうとく)元年(995)・長徳四年(998)の記事を読み解くことで、道長が権力を掌握する前後の王朝貴族社会の様子を探ってみたいと思います。
なお、藤原道長の『御堂関白記』は、先年、ユネスコの世界記憶遺産に登録されました。
【講座スケジュール】
第1回11月12日(木) 自筆本『御堂関白記』の最も古い記述 その1
詳細:疫病(えきびょう)流行への対策/王朝貴族の勤労意欲/道長政権の閣僚たち
第2回11月19日(木) 自筆本『御堂関白記』の最も古い記述 その2
詳細:上級貴族たちの道長を見る目/道長の親戚関係/朝廷主催の法会(ほうえ)
第3回11月26日(木) 『御堂関白記』の抄本(しょうほん)の最も古い記述 その1
詳細:道長政権誕生/王朝時代の権力の本質
第4回12月 3日(木) 『御堂関白記』の抄本の最も古い記述 その2
詳細:大臣就任/大臣就任を祝う人々/氏長者(うじのちょうじゃ)
第5回12月10日(木) 『御堂関白記』の抄本の最も古い記述 その3
詳細:大臣の仕事/藤原氏の氏寺/藤原氏の氏神/新調された大臣の椅子
第6回12月17日(木) 『御堂関白記』の抄本の最も古い記述 その4
詳細:大臣辞任の辞表/朝廷に献上された馬/延暦寺(えんりゃくじ)との付き合い
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |
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