学内講座コード:16B1610201
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
遷宮──出雲大社と伊勢神宮
申し込み締切:
2016年09月28日 (水) 23:30
開催日時:
10月12日(水)、10月19日(水)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
3,500円
定員:
30名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
3100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
神社の本殿を修理・造替する際に、神体を移すことを遷宮あるいは遷座といい、特に一定の年限を定めて行われるものを式年遷宮(遷座)と呼んでいます。式年遷宮祭は長い準備期間と莫大な費用をかけて執行される、諸祭の中でも最も重要な祭儀といっていいでしょう。奇しくも2013年には、出雲大社と伊勢神宮の遷宮が重なり、注目を集めました。すなわち、六十年ぶりとなる出雲大社の本殿遷座祭が5月に、二十年に一度の伊勢神宮の遷御の儀が10 月に執り行われたのです。それに合わせて、関連書籍が相次いで出版され、様々なイベントも開催されました。また、一般のメディアが大きく扱ったこともあり、この年、出雲大社には804 万人、伊勢神宮には1420 万人以上の人々が参拝に訪れています。更に、翌年の正月にはNHK で両社の遷宮を特集した番組が放送されるなど、今日、遷宮に対する人々の関心は、かつてないほど高まっているといっていいのではないでしょうか。
このような状況をふまえて、本講座では、出雲大社と伊勢神宮を取り上げ、遷宮という視点から両社の歴史を検討してみたいと考えています。なお講義では、スライドや配付資料を用いる予定ですが、その際様々な原文資料を皆さんと一緒に読みたいと思っています。そうした資料が初めての方でもわかりやすいように丁寧に解説しながら進めますので、是非ご参加ください。
【講座スケジュール】
第1回10月12日(水) 出雲大社の遷宮
詳細:はじめに出雲大社の成立と展開を概観し、次いで遷宮について考察します。特に、仏教施設を撤去した寛文度の遷宮に光を当てたいと思います。
第2回10月19日(水) 伊勢神宮の遷宮
詳細:最初に伊勢神宮の歴史全体を取り上げ、その後、中世の中絶と復興に着目しつつ、遷宮の変遷について検討します。
名前 | 平沢 卓也 |
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肩書き | 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員 |
プロフィール | 1967 年東京生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史、神仏習合史。論文に「山王の受戒――中古天台における神祇観の一斑」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)、「変容する神仏関係――寛文・延宝期の伊勢神宮」(『説話文学研究』49)などがある。 |
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