学内講座コード:17A1612801
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
もう一つの漢詩―"詞"の世界を楽しむ
申し込み締切:
2017年04月27日 (木) 23:30
開催日時:
5月14日(日)、 5月28日(日)、 6月11日(日)、 6月25日(日)、 7月 9日(日)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
8,000円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
三千余年の歴史をもつ漢詩は、中国の大地に息づく中国人の精神と情感の集大成です。中国には「唐詩三百を熟読すれば、詩を作れなくても吟ずることができる(熟読唐詩三百首、不会作詩也会吟)」という言葉があります。漢詩は、現在の中国においても基礎教養として子供に教えられています。
中国人が親しむ漢詩は五言、七言の絶句、律詩のほか、「詞」というジャンルもあります。本講座は、昨年度の「声を出して漢詩を楽しもう」の続編で、参加者が特に興味を持った「詞」を中心に展開します。現代中国においてもなお「歌」という形で人々に深く長く愛される「詞」の世界を楽しみましょう。
【講座スケジュール】
第1回 5月14日(日) 詞の誕生
詳細:詞とは何か。唐末五代という分裂の時代に誕生した詞の特徴について、温庭?、李?、馮延巳の作品を通して紹介する。
第2回 5月28日(日) 北宋初期の花間派から慢詞へ
詳細:北宋前期の晏殊、花柳の巷に沈淪する革新派の詞人柳永を通して、詞体の変革の様子を辿る。
第3回 6月11日(日) 北宋中期以後の豪放派と婉約派
詳細:詞は形式の解放から内容の革新へと向かう。官僚として波乱な生涯を生きた蘇軾の「豪放派」と言われる作品と、弟子である秦観の「婉約派」と言われる抒情的な作品を対照的に取り上げる。
第4回 6月25日(日) 北宋から南宋へ
詳細:北宋の滅亡を生きた女流詞人李清照と金に抵抗する南宋の名将岳飛の作品を取り上げる。
第5回 7月 9日(日) 南宋の詞
詳細:内憂外患の南宋に生きた詩人たちは、時には国土の喪失を憤って慷慨にして歌い、時には滅亡の運命を哀嘆する。代表的詞人辛棄疾、姜?を取り上げる。
名前 | ? 捷 |
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肩書き | 関東学院大学国際文化学部教授 |
プロフィール | 1969 年中国湖北省荊州生まれ。北京大学東方言語学部日本語科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科(中国語中国文学)修了。専門は中国近現代文学、日中比較文学。現在、原三渓市民研究会のメンバーと『三渓詩集』の解読を進めている。著書に『中国近代詩における文学と国家――風と琴の葛藤』(御茶の水書房)、『アジア共同体と日本』(共著、花伝社)、ほか論文多数。 |
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