学内講座コード:17B1612701
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
右大臣藤原実資の王朝時代 『枕草子』の世界のはじまりを『小右記』に見る
申し込み締切:
2017年09月27日 (水) 23:30
開催日時:
9月28日(木)、10月 5日(木)、10月12日(木)、10月26日(木)、11月 9日(木)、11月30日(木)、12月 7日(木)、12月14日(木)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
12,500円
定員:
30名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
あの華麗で愉快な『枕草子』の世界は、藤原定子(さだこ)が一条(いちじょう)天皇の後宮(こうきゅう)に入ることによってはじまります。定子は、まずは登花殿女御(とうかでんのにょうご)として、やがて中宮(ちゅうぐう)として、一条天皇の後宮に華やかさと楽しさとをもたらすのです。
ところが、『枕草子』には、定子の後宮生活の最初の丸三ヶ年ほどのことが描かれていません。というのは、実は、清少納言が定子に仕えるようになるのが、定子の後宮生活が四年目に入ってからだったからです。つまり、あれほど定子を敬愛していた清少納言も、定子の後宮生活の初期を、直接には知らないのです。
これに対して、その頃、定子の父親である藤原道隆(みちたか)の政権の要人であった藤原実資(さねすけ)は、定子を中心とする一条天皇の後宮の動向を詳しく知る立場にありました。それゆえ、その実資の日記である『小右記』には、まだ女御であった頃の定子のことや、定子が中宮になることによって生じた軋轢など、清少納言も知らない定子の後宮生活をめぐる情報が数多く見られます。
この講座では、藤原定子が入内する前後や彼女が中宮となる前後を含めて、清少納言が中宮定子の女房となる少し前の貴族社会の様子や宮中の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 9月28日(木) 正暦(しょうりゃく)元年春・夏 定子の入内(じゅだい)
第2回10月 5日(木) 正暦元年七月 愛娘(まなむすめ)を喪(うしな)う実資
第3回10月12日(木) 正暦元年八月 女御定子の里下(さとさ)がり
第4回10月26日(木) 正暦元年九月 子宝祈願の巡礼(じゅんれい)
第5回11月 9日(木) 正暦元年十月 中宮になる定子
第6回11月30日(木) 正暦元年十一月 摂政(せっしょう)道隆の癇癪(かんしゃく)
第7回12月 7日(木) 正暦元年十二月 道長(みちなが)の長女(彰子(あきこ) )の祝いの儀
第8回12月14日(木) 正暦二年正月 順調な道隆政権
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |
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