学内講座コード:12A1611001
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
資本主義の危機をどうやって乗り越えるか
申し込み締切:
2012年06月28日 (木) 23:30
開催日時:
6月29日(金)、 7月 6日(金)、 7月13日(金)、 7月20日(金)、 7月27日(金)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
8,000円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
7200円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
今回は、資本主義経済のいくつかの重要な問題について考えてみます。今危機に直面する資本主義経済の代替案はありうるのか。それともないのか。
19世紀の社会主義者プルードンとマルクスの議論を検討しながら、この問題にアプローチしていきたいと考えています。
主として参照するのは、マルクス『哲学の貧困』(1847年)とプルードンの『経済的矛盾の体系―貧困の哲学』(1846年)です。マルクスが、プルードンの書物を批判して書いたのが前者です。
【講座スケジュール】
第1回 6月29日(金) なぜ資本主義はうまくいかないのか。資本主義の生み出す利潤探求は人類の豊かさを飛躍的に発展させたが、はたしてこれは正しい選択だったか。
第2回 7月 6日(金) 労働を組織するとはどういうことか。失業をなくし、雇用を確保するにはどうしたらいいか。
第3回 7月13日(金) 分業や機械が引き起こす問題とは何か。分業と機械は人間にとって幸福をもたらすものか。
第4回 7月20日(金) 自由と独占の意味は。自由が独占を生み出すとすれば、独占は不可避なものか。
第5回 7月27日(金) 所有とは何か。それは盗みである。所有なき世界は考えられうるのか。
【教材】
ふたつのテキストを読みながら検討しますが、講義で引用する部分はすべて現在準備中の拙訳を使います。これはレジュメとして会場でお配りします。
名前 | 的場 昭弘 |
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肩書き | 神奈川大学経済学部教授 |
プロフィール | 1952年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。 専門は社会思想史、とりわけマルクス。主要著書に『超訳「資本論」』(全三巻、祥伝社新書)、『マルクスだったらこう考える』『ネオ共産主義論』(以上、光文社新書)、『とっさのマルクス』(幻冬舎)、『新訳 共産党宣言』(作品社)など。 |
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