学内講座コード:19A1611801
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
外国人材導入への備えから移民リアリズムへ 移動の実態とヨーロッパ・アジアの経験
申し込み締切:
2019年06月30日 (日) 23:30
開催日時:
7月 2日(火)、 7月 9日(火)、 7月16日(火)、 7月23日(火)、 7月30日(火)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
8,000円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
7,200円(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
21 世紀のこんにち、ヨーロッパにはシリアをはじめ中東や北アフリカから移民・難民が殺到、また米国ではヒスパニック系移民がメキシコやカリブ海地域から大量に越境しています。今や移民への対処は政治の大きな争点ともなっているのです。
日本も外国人材の導入が国会で論議になったように、この世界的な動向の例外ではありません。この講座では、移民社会への備えとして、移民・難民問題を根本から理解するための第一歩として、歴史を人の移動からとらえなおし、まず欧米の経験、次にアジアの経験に目を転じ、そこから教訓を読み取ることにしましょう。
説明は絵や写真を交えてビジュアルに進めますので、予備知識はとくに必要ありません。
【講座スケジュール】
第1回 7月 2日(火) 欧米における移民排斥の現状と日本の外国人労働者導入問題の概略
第2回 7月 9日(火) 移民集団の共同体的性格に対する受け入れ社会の反感
詳細:― ユダヤ人移動の歴史的概観とディアスポラ論の紹介
第3回 7月16日(火) 近代ヨーロッパ人新規移民に対するアメリカ社会の反感
詳細:― 後続アイルランド人やユダヤ人移民に対する先行移民たちの差別
第4回 7月23日(火) 近代アジア人移民に対するアメリカ西海岸労働者層の反感
詳細:― 中国人と日本人の西海岸への移動の概略と差別問題
第5回 7月30日(火) 建て前は不要、外国人リーダーの育成と移民共同体とのお付き合い
詳細:― 現場に学ぶ集合住宅と労働者街における移民リアリズムの必要性
名前 | 藤村 是清 |
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肩書き | 神奈川大学・放送大学等元非常勤講師 |
プロフィール | 1946 年生まれ。専門は移動・移民研究。明治大学法学部(特待生)中退。横浜の造船所で電気溶接工として14 年間勤めたのち勉学を再開、神奈川大学夜間経済学部卒業(全学総代)、英国大学院に留学し1991 年MA 取得(ケント大学)。主要論考に「還流的労働移動の社会的条件」(『近代世界の歴史像』世界書院)、「華僑送出4 港の旅客統計分析に基づく中国人移民サイクルの再検討」(前後篇、『華僑華人研究』9?10 号)、動画「高橋是清ジェイコブ・シフ 2 人が描いた理想の国際関係」解説(動画サイト「ひらめきと感動の世界」)、「華僑送出港の旅客統計にみる移民サイクル」(『華僑華人の事典』丸善出版)、「描かれた外輪船と太平洋認識――聖徳記念絵画館所蔵岩倉大使出立図によせて」(『神奈川大学アジア・レビュー』vol.5)、「移民サイクル再考」(『商経論叢』53?4)。他の論文は〈国立国会図書館サーチ→藤村是清〉。 |
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