学内講座コード:20A1603400
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
近代文学の子供たち
申し込み締切:
2020年05月22日 (金) 23:30
開催日時:
6月 5日(金)、 6月12日(金)、 6月19日(金)、 6月26日(金)、 7月 3日(金)、 7月10日(金)、 7月17日(金)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
11,000円
定員:
30名
講座回数:
7回
講座区分:
前期
その他:
9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
これまで、この講座では、〈家族〉〈笑い〉〈変身〉〈友情〉などのテーマを選んで、日本の近代小説を読んできました。今回取り上げるのは、〈子供〉を主題にした作品― 主として短編小説ですが、それに限定はしません― を通して、近代日本の文学が〈子供〉をどのようにみつめ、表現してきたのか、考えていきたいと思います。取り上げるのは、国木田独歩や 有島武郎など、明治・大正期の作家達ですが、大江健三郎のような戦後の文学者も含みます。また、佐多稲子のような女性作家の作品にも眼を向ける予定です。
【講座スケジュール】
第1回 6月 5日(金) はじめに
詳細:この講座のめざすものについてオリエンテーションします。
第2回 6月12日(金) 国木田独歩『少年の悲哀』
詳細:はじめて村から町へ出た少年の抱いた〈悲哀〉とは? 表現の特色や、浪漫主義から自然主義にと移っていく文学史のながれや、社会的背景にも視界を拡げながら読んでいきます。
第3回 6月19日(金) 国木田独歩『少年の悲哀』
詳細:はじめて村から町へ出た少年の抱いた〈悲哀〉とは? 表現の特色や、浪漫主義から自然主義にと移っていく文学史のながれや、社会的背景にも視界を拡げながら読んでいきます。
第4回 6月26日(金) 佐多稲子『キャラメル工場から』
詳細:工場で働く十二歳の少女の眼に映った社会とは? 子供の貧困というテーマにも眼をむけて、この作品が問いかけるものを検討します。
第5回 7月 3日(金) 有島武郎『小さき者へ』
詳細:父は、母を喪った子供達に何を語ろうとしたのか? 大正期に書かれたこの作品を、われわれ自身の問題として、向き合いたいと思います。
第6回 7月10日(金) 大江健三郎『他人の足』
詳細:ここに登場する子供達は現在は七十代ですが、〈他人〉の〈足〉って、いったい、何でしょうか。
第7回 7月17日(金) 大江健三郎『他人の足』
詳細:ここに登場する子供達は現在は七十代ですが、〈他人〉の〈足〉って、いったい、何でしょうか。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 岩佐 壯四郎 |
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肩書き | 関東学院大学名誉教授 |
プロフィール | 1946年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。日本近代文学・比較文学の分野で研究活動を展開し、演劇批評も執筆している。『抱月のベル・エポック』でサントリー学芸賞を受賞。著書に『世紀末の自然主義』、『日本近代文学の断面1890-1920』『島村抱月の文芸批評と美学理論』等のほか、近著に『点景・昭和期の文学』がある。 |
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