【対面】テーマで読む源氏物語Ⅳ 源氏物語に見る評論【対面/日本の文化・歴史/文学/】

【講座趣旨】
日本古典文学の最高峰と謳われる源氏物語について期ごとにテーマを設定し、さまざまな切り口からお話する講座です。今期は、「源氏物語にみる評論」という視点から考察します。
源氏物語には、女性・物語・教育・音楽といったテーマについて、登場人物の口をかりて見解を述べている評論的な部分があります。そこには平安時代の貴族たちの考えを基盤としながらも、この物語独自の先鋭的な意見や主張が含まれているのです。
とくに遙か千年も昔に、虚構の散文作品執筆への自覚を述べた「物語論」は、世界文学史の上からも貴重な批評といえるでしょう。また音楽論としては、中国でも日本でも特別に尊ばれた琴（きん）について説く「琴論」があります。第3回講座では古琴家の飛田立史先生をお招きし、この琴（きん）の音色をちょくせつ鑑賞する古琴演奏会を催します。

【紹介動画】
https://meiji-univ.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=817ac16a-2307-4bc1-ad7e-b1bf0012c2fb
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
（ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。）
※紹介動画内で、申込締切日は9月30日（月）とお知らせしておりますが、→9月26日（木）に変更になりますのでご了承ください。

【特記事項】
※本講座は対面型となります。

■申込締切日：9月26日（木）

■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。

■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。

■開講決定後、講座開講日７日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続（受講料の入金含む）が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。

【講義概要】
第1回 2024年10月07日(月) 源氏物語の「音楽論」
源氏物語に描き出される音楽場面について包括的にお話し、この物語にとっての音楽の意味について考察します。

第2回 2024年10月21日(月) 源氏物語の「琴論」
中国で「楽の統（第一の楽器）」として尊ばれ日本でも皇室中心に愛好された琴（きん）は、源氏物語では光源氏の楽器と位置づけられています。

第3回 2024年10月28日(月) 古琴演奏会 ―「彈琴復長嘯」―
現代では「古琴」とよばれる琴（きん）は、中国で2500年以上も昔から、君子の楽器として尊ばれてきた由緒ある楽器です。琴を伴奏とする中国・日本の琴歌も御鑑賞頂く予定です。

第4回 2024年11月11日(月) 源氏物語の「物語論」①
源氏物語以前に物語はどのように考えられていたか概観し、「帚木」巻の「雨夜の品定め」を物語論として読み直してみます。

第5回 2024年11月18日(月) 源氏物語の「物語論」②
源氏物語の「物語論」はどのようなものか、「蛍」巻の「物語論」を、同時代の詩論、和歌論と比べながら読み解いてみます。

第6回 2024年11月25日(月) 源氏物語の「教育論」
少女巻、光源氏は長男夕霧を大学寮に入学させるにあたって、彼なりの教育論を開陳しています。

【教材】
配付資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。