学内講座コード：24222205
この講座について質問する主催：
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名：
【対面】世界の「聖地」を旅する 第二十三の旅 物語の故郷を尋ねて【対面/世界の文化・歴史/】
申し込み締切：
2024年09月25日 (水) 00:00
開催日時：
2024年10月5日（土）～2025年1月18日（土）／15:00～16:30
入学金：
－
受講料：
23,100円
定員：
30名
講座回数：
7回
講座区分：
後期
その他：
補足：
－
【講座趣旨】
今期は、物語の故郷を尋ねて内外への旅をしてまいります。
古くから伝わる物語は神話であれ、伝説であれ、また近代の文学であれ、「聖なるもの」を見失いかけた現代になにを語りかけようとしているのでしょうか。いにしえの聖なるものとの出会いと「聖地」の現代的な本質を、物語を通じて深く掘り下げていきたいと思っています。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日：9月25日（水）
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日７日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続（受講料の入金含む）が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
【講義概要】
第1回 2024年10月05日(土) 物語の故郷を尋ねて ルーマニア西部編
移ろいゆく日々、人生に深い意味をもたらす「聖なる瞬間の到来」をわれわれはとかく見逃しがちです。それを見分け人生の一部としてゆくにはどうすればいいのか。伝統を残すルーマニア西部への旅の日々をつうじて、それを探っていきましょう。
第2回 2024年10月19日(土) 物語の故郷を尋ねて トルコ・カッパドキア編
トルコの大奇観カッパドキアは三角錐の岩峰が無数に林立していることで有名ですが、地下には迷路のような都市の遺跡が眠っています。
第3回 2024年11月02日(土) 物語の故郷を尋ねて 遠野編１
日本人の魂が語り伝えられてきた遠野盆地とその周辺は、講師（立野）の故郷でもあり、伝承の背後に秘められた現実と歴史を探っていきます。
第4回 2024年11月16日(土) 物語の故郷を尋ねて サモア、ハワイ編
ハワイへと語り伝えられたサモアの神話と歴史をめぐって、こんにちますます興味深いかずかずの事実が明らかになりつつあります。
第5回 2024年11月30日(土) 物語の故郷を尋ねて 遠野編２
物語こそ生きる糧。続編では、虚実取り混ぜて語るのを得意としたヒョウハクキリと呼ばれる語り手たちの、非凡卓抜な想像力の世界です。
第6回 2024年12月14日(土) 物語の故郷を尋ねて ロンドン・タヴィストックスクエア編
ある春の一日、寒空の下に佇みこうべを垂れる。一つの石碑にむかって。そこに刻まれているのは現代の「聖なる」物語の故郷ーー「殺すことを拒否した者たち」（良心的兵役拒否者）の歩みをたどります。
第7回 2025年01月18日(土) 物語の故郷を尋ねて クレタ島編
ギリシア人のおおらかな魂を描いた『その男ゾルバ』は映画でも有名ですが、原作者カザンザキスの故郷は地中海に浮かぶクレタ島でした。
【教材】
配付資料
【参考図書】
立野正裕著『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅・反戦の芸術と文学』（スペース伽耶、2009年、3,500円+税）。本書は駿河台三省堂でも取り扱っていますが、講座開始時に教室まで持参します。著者特別価格として2,500円にて販売しますので、この機会にぜひお買い求めください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
| 名前 | 立野 正裕 |
|---|---|
| 肩書き | 明治大学名誉教授 |
| プロフィール | 1947年福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(全十巻、現在第四巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(全十巻、現在第三巻まで刊行中)、『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。 |
| 名前 | 越川芳明 |
| 肩書き | 明治大学名誉教授 |
| プロフィール | 1952年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得退学。専攻は米文学。90年代後半から、米墨国境地帯のボーダー・ピープルの「声」と「歌」を聴くために、精力的にフィールドワークを行う。著書に『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』、『ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛』、『周縁から生まれる ボーダー文学論』、『カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説』など多数。 |
| 名前 | 伊藤 龍哉 |
| 肩書き | 文芸評論家 |
| プロフィール | 1991年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。文芸雑誌『トルソー』同人(編集人、群島の会主宰)。共著「世界の『聖地』を旅する 第一～第四の旅路」(編集・発行 明治大学リバティアカデミー)。主な論文「いかにして『明日』は可能か―大西巨人作『精神の氷点』考察」(『社会評論 179号』)、「創造への出発点―オスカー・ワイルドの身振り」(『文芸研究 第129号』)など。 |
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