学内講座コード:2431Z006
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
【オンライン】医療人類学の視点 自分とは異なる生のあり方に想いを馳せる 人類学「再」前線 特別編 ~医療人類学と異文化理解~
申し込み締切:
2024年10月16日 (水) 23:30
開催日時:
2024年10月26日(土)~2024年10月26日(土)/14:00~15:30
入学金:
-
受講料:
1,000円
定員:
30名
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
人類学「再」前線 特別編
~医療人類学と異文化理解~
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
※本講座は夏期講座で開講され、多くの方々に受講していただき好評を博している『人類学「再」前線~いま、人類学の可能性について考える~』の特別編になります。
人類学は人間を多様性と普遍性の双方、あるいはその間の関係性から理解しようとします。自分と異なる文化の人たちに触れ、文化や社会というものが人の「生」にどのように関係しているのかを研究する学問でもあります。その文化人類学をベースに、病気や医療に関連した事柄を文化的側面、社会的側面から見て研究するのが、「医療人類学」という分野です。1970年代以降に、北米から日本に入ってきた比較的新しい学問領域ですが、今後、医療や看護の分野では、医療人類学の考え方がより求められるようになるでしょう。
近代的な科学技術が浸透していない地域では、病気に対して民間・伝統医療、妖術や呪術(じゅじゅつ)のようなものを用いることがあります。人々がどのように「病気」や「病い」と折り合いをつけながら生きているのでしょうか? それはどういう信仰や文化に基づくものなのか?を調べるのも、医療人類学のテーマとなります。
講座では、スリランカの高齢者の暮らしを紹介しながら自分とは異なる「生」のあり方について医療人類学の視点で考察します。スリランカでのフィールドワークで得た知見が、将来的に日本の医療や看護を見直すきっかけになる可能性もあります。ただ、スリランカのやり方をそのまま日本に当てはめることはできません。スリランカと日本では、生活様式も家族形態も違っているからです。しかし、その差異を踏まえたうえで、日本の高齢者医療に役立つことがあるはずです。そのためには、スリランカと日本の文化の違い、そして医療に関する考え方の違いをきちんと把握することが必要になります。そういったことを探究していくのが、「医療人類学」という学問なのです。
【講座スケジュール】
第1回 2024年10月26日(土)
※アーカイブ配信(録画:7日間限定)も視聴できます。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 野村亜由美 |
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肩書き | 東京都立大学 人間健康科学研究科 看護科学域 准教授 |
プロフィール | 博士(医学)。 ⻑崎⼤学⼤学院 医⻭薬学 総合研究科 修了。 ⻑崎⼤学⼤学院 医⻭薬学総合研究科 講師。 神⼾⼤学⼤学院 保健学研究科 研究員、⼤阪⼤学コミュニケーションデザインセンター招聘教員を経て、甲南⼥⼦⼤学 看護リハビリテーション学部 准教授。 首都⼤学東京 健康福祉学部 准教授、2020年から東京都⽴⼤学⼈間健康科学研究科 准教授。 専門は、基礎看護学、医療⼈類学、国際看護。 研究テーマは、⽼いと⽣に関する医療⼈類学的研究。 スリランカにおいて約20年間に渡り、認知症、高齢者ケアにまつわる宗教実践等に関する医療人類学調査を行っている。旅行ガイドブックには載っていないDeepでlocalなスリランカの話題について情報を提供していきたい。 |
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