学内講座コード:2431G005
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
炭素・水素・酸素から成る高分子の魅力とリニア・新幹線・本四架橋への応用開発例
申し込み締切:
2024年11月10日 (日) 23:30
開催日時:
2024年11月20日(水)~2024年12月11日(水)/13:30~15:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
15名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座内容】
「脱炭素!」が流行してますが、地球温暖化の主犯は炭素ではなく二酸化炭素CO2です。炭素はわれわれ人間だけではなくすべての動植物のからだの主役です。炭素C・水素H・酸素Oが結合してモノマーとなり、それが何万、何十万も繋がった重合体が高分子ポリマーです。CとHだけが繋がったポリエチレンやポリプロピレンはポリ袋や車の内装でおなじみですね?C・H・Oからはナイロンなどになります。
タンパク質・糖質・脂質も高分子です。炭素・水素・酸素を主役に、塩素Cl・硫黄S・フッ素Fが脇役になった「高分子劇」はゴムやプラスチックや繊維のほか、塗料・接着剤など天然/合成品となります。
一方、PFAS(有機フッ素化合物の汚染問題)にも触れましょう!
次に負の課題である「廃棄プラスチックの海洋汚染」も語ります。
さあ!われわれが開発した以下の高分子劇を紹介しましょう!!
◇「リニア中央新幹線の基幹技術の開発3テーマ」
◇「東北・上越新幹線の工事反対を突破できた弾性マクラギの開発」
◇「廃タイヤ公害を無くし、新幹線の振動騒音対策を兼ねたゴムタイヤリサイクル技術の開発」
◇「雪と氷の害を防ぐ新コーティングの開発」
◇「鉄道と車が通れる本四架橋瀬戸大橋用新斜張橋の開発」
この講座に参加すると、「脱炭素!」では無く、「脱二酸化炭素!」と言い直すことでしょうね?
私たちの身体もタンパク質や骨を形成するアパタイトという高分子ですが、高分子製品がなければ私たちの生活は成り立ちません。また「天然高分子製品」としては、天然ゴム(航空機・バス・トラックのタイヤ)、天然樹脂(粘着材)、天然繊維(綿・羊毛・絹織物)が普及しています。「合成高分子製品」には合成ゴム・プラスチック・合成繊維が生活必需品です。
【講座スケジュール】
第1回 2024年11月20日(水)
第2回 2024年11月27日(水)
第3回 2024年12月04日(水)
第4回 2024年12月11日(水)
【対象者】
問わない
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大石不二夫 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学名誉教授、総合理学研究所客員研究員(工学博士) |
プロフィール | 1940年 東京都小石川生まれ。 中学3年末~高卒迄国策パルプ本社ビルのエレベーターボーイ。 都立化工高を卒業後、千代田化工建設㈱1年間。東京都立大学工学部卒業後、国鉄本社採用で鉄道技研(財)鉄道総研にて研究・開発26年間。50歳~神奈川大学理学部教授、研究・教育に20 年間。70~81歳帝京大学短期大学教授、客員教授。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.