学内講座コード:2431K001
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
芭蕉と『おくのほそ道』の旅 随行者は曽良から北枝・等栽そして路通へ
申し込み締切:
2024年10月07日 (月) 23:30
開催日時:
2024年10月17日(木)~2024年12月19日(木)/13:00~14:30
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
15名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座内容】
旅立ちから随行した曽良は病のために山中温泉から一人先行します。芭蕉は「曽良は腹を病」み、と説明しますが我が身を省みず、大垣に到着の予定を告げてから伊勢長島を目指しました。金沢から刀研ぎ師の北枝が加わり松岡まで同行しますが、その後福井迄の2里余りは芭蕉の一人旅となりました。福井の老俳諧師等栽は心浮き立ち敦賀まで旅の枝折りとなり、敦賀では出迎えた路通が終着駅まで随行しました。この長旅の疲労から体力は落ち、持病の悪化は進み風邪は度々で臥せりがちとなりました。
身辺の気配りをしてくれた曽良が去り、心にすきま風の吹く旅路でよぎる光景や、瞼に残る多くの人との出会いがあり、それぞれに逸話が設定されています。
この講座では金沢・山中温泉・福井・敦賀の章で入れ替わる随行者や、人々との交歓に視点を注ぎたいと思います。また一人で辿った実地踏査はゆとり少ない日程ですがその一部を語ります。
【講座スケジュール】
第1回 2024年10月17日(木) ●金沢の一笑と北枝ほか
第2回 2024年11月14日(木) ●山中温泉と久米之助
第3回 2024年12月05日(木) ●福井の等栽と老妻
第4回 2024年12月19日(木) ●敦賀の亭主と遊行上人
※4回の講義を通して本テーマを解説する講座です。それぞれの回ごとに必ずしも完結しないことがあります。
※本講座は、講師が過去に実施した同名講座とほぼ同じ内容です。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 杉田美登 |
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肩書き | 東京都立産業技術高等専門学校 名誉教授 |
プロフィール | 小学生の時に近世文書に関心を持つ。 大学、および大学院前期後期中に多くの教授に感銘を受ける。書家の青山杉雨に4年間師事。萩原恭男に大学院時代より指導を受け今日に至る。研究テーマ「連歌俳諧の研究」は萩原の師中村俊定より提示されたもの。大学院で指導教授飯田正一の指導を仰ぐ。 平成元年より22年まで新潟県上越市史をはじめ、町村史の編さんの文化面に参加して学んだ地誌・政治・経済・文化などは連句の解釈に役立てている。『妙高山雲上寺、法蔵院日記』全3巻(1,886頁・1712年から1867年まで)の翻刻に参加し、繰り返した読み合わせで、諸分野の研究の知識に甘受する。 萩原恭男の供をして、昭和47年より平成15年まで、『おくのほそ道』『更科紀行』『鹿島紀行』『笈の小文』『嵯峨日記』の実地踏査に同行し、平成5年から1人徒歩による『おくのほそ道』『鹿島紀行』実地踏査を継続。 芭蕉の足跡踏査を維持と健康維持のため週2~3回10キロ程度のジョギングを継続。 |
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