学内講座コード:24B1600039
この講座について質問する主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
上海と内山完造について【対面講座】
申し込み締切:
2024年10月23日 (水) 23:30
開催日時:
11月 6日(水)、11月13日(水)、11月20日(水)/14:00~15:30
入学金:
-
受講料:
6,000円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
5400(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
20世紀以降の日中友好を象徴する代表的な文化人の一人に内山完造という人物がいます。内山完造は1913年に上海に本拠を移して以来、1917年には上海で「内山書店」を開業し、多くの日・中文化人の交流に尽力しました。中でも有名なのは、中国文学を代表する作家・魯迅との交流です。本講座は、新たに刊行された論文集『内山完造研究の新展開』(東方書店、2024年)を素材に、上海と日本人、そして上海と内山完造の関係を、「日中友好」という観点から紹介したいと思います。
【講座スケジュール】
第1回11月 6日(水) <上海と日本人> 孫安石
詳細:近代中国を代表する港町「上海」が辿った都市発展の歴史を、「虹口」一帯を中心に形成された日本人社会を中心に紹介します。上海で発行された日本語新聞、『上海案内』のガイドブック、在華紡、そして、小学校や病院など日本人コミュニティーの舞台裏を紹介します。
第2回11月13日(水) <上海と内山完造> 内山籬
詳細:上海に内山書店を構え、魯迅などの中国文化人との交流を積み重ねながら日中友好に尽力した内山完造の生涯を「内山完造写真一代記」と題した色紙を通して紹介します。上海と内山書店、内山完造の結婚、日・中文学者の交流、戦後の日中友好のための講演会などの活動を、当時の写真を通して振り返ります。
第3回11月20日(水) <内山完造文書の利用法> 柳澤和也
詳細:内山完造は、事業家や社会活動家であるとともに文筆家でもありました。内山完造が新聞、雑誌、書籍に発表した文書は、枚挙に暇がありません。公表する文書に厳格なルールが課せられる研究者ではなかった内山完造の文書を私たちが今日利用する方法について、拙稿「上海滞在時の日常的事象に対する内山完造の視座」を踏まえつつ考えます。
【教材】
なし
※講師の判断でプリント等を配布することがございます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 孫 安石 |
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肩書き | (SON An suk) |
プロフィール | 韓国ソウル生まれ。博士(学術)、神奈川大学外国語学部教授。専門:中国近現代史、上海都市史、日中関係史。共編:『明治から昭和の中国人日本留学の諸相』(東方書店、2022年)、『上海モダン「良友」画報の世界』(勉誠出版、2018年)、『近代中国都市案内集成 大連編』(監修・解説、2017年)、『増補改訂 戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2015年)。 |
名前 | 内山 籬 |
肩書き | (UCHIYAMA Magaki) |
プロフィール | 岡山県生まれ。1968年、東京大学卒業後内山書店に入社。1978年父内山嘉吉の後を受けて同社社長就任。2017年、内山書店創業百年を機に社長を辞し取締役会長に。社長は籬の次男内山深が就任。現在に至る。 |
名前 | 柳澤 和也 |
肩書き | (YANAGISAWA Kazuya) |
プロフィール | 静岡県生まれ。博士(経済学)、神奈川大学経済学部教授。専門:中国経済論。著書:『近代中国における農家経営と土地所有』(御茶の水書房、2000年)、論文:「世界金融危機下の中国経済」『神奈川大学評論』第67号(御茶の水書房、2010年)「現代中国における高等教育拡大の必要条件」『商経論叢』第48巻第4号(神奈川大学経済学会、2013年)、「『新型城鎮化』政策下の中国における戸籍所在地の変更をともなう人口移動の動向」『商経論叢』第55巻第3・4合併号(神奈川大学経済学会、2020年)。 |
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