学内講座コード:24B1600026
この講座について質問する主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
愛といのちの文学【対面講座】 希望を読む(続)
申し込み締切:
2024年10月19日 (土) 23:30
開催日時:
11月 2日(土)、11月 9日(土)、11月16日(土)、11月30日(土)、12月 7日(土)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
9,000円
定員:
16名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
8100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
古今東西の文学の森。そこから愛といのちの文学が伝える希望が響いてきます。
私たちの生きる21世紀のグローバル世界は、戦争や環境クライシスなど、大きな困難におおわれています。
本講座では、おもに近代以降の文学や外国文学、古典にも目を向けながら、その秘められた魅力を見つめ直します。それは生きづらさの時代を生きる道しるべとなるでしょう。
今回は、旧約聖書の愛の歌『雅歌』や哀しみの歌『哀歌』から、人生を深く見つめるパスカル『パンセ』やヴェイユの作品、19世紀末の愛と自由の世界文学『カラマーゾフの兄弟』、日本近代の漱石の描く夫婦の愛と悲しみのドラマ、植民2世の詩人・森崎和江のいのちの詩やエッセイ集まで、はるかなときを超えて響き合う「愛といのちの文学」をともに学び、そこに文学と生きることの希望を読み解きます。
【講座スケジュール】
第1回11月 2日(土) 旧約聖書『雅歌』『哀歌』――愛の歌、哀しみの歌
詳細:2000年以上前の旧約聖書のなかで結婚歌、恋愛歌といわれる『雅歌』と、歴史のなかの哀しみの歌『哀歌』から、愛と哀しみの歌を見つめます。
第2回11月 9日(土) パスカル『パンセ』と『シモーヌ・ヴェイユアンソロジー』――人生といのちへのまなざし
詳細:17世紀のフランスの思想家パスカルの名著『パンセ』と、20世紀フランスの女性哲学者シモーヌ・ヴェイユの作品から、人生といのちの深いまなざしを読み解きます。
第3回11月16日(土) ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』――愛と自由の世界文学
詳細:ドストエフスキー最晩年の大作『カラマーゾフの兄弟』を自由と愛、信と不信の世界文学として、生きる意味を希望とともに考えます。
第4回11月30日(土) 夏目漱石『それから』『門』『彼岸過迄』――夫婦の愛と悲しみのドラマ
詳細:日本近代を孤独とともに生きた文豪・夏目漱石の夫婦の愛をめぐる、静かな悲しみのドラマを現代から見つめ直します。
第5回12月 7日(土) 森崎和江詩集といのちのエッセイ集――響き合ういのちの詩(うた)
詳細:1927年に朝鮮大邱で生まれた植民2世の詩人がたどりついた、人と自然、韓国と日本など、そこに響き合ういのちの詩とエッセイに耳を澄ませ、共生の希望を考えます。
【教材】
あり(資料配布または参考程度)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 小林 孝吉 |
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肩書き | 文芸評論家 明治学院大学キリスト教研究所協力研究員 |
プロフィール | 1953年、長野県生まれ。明治学院大学文学部卒業。博士(学術)九州大学。NPO法人滝沢克己協会理事長。元学校法人神奈川大学常務理事。著書に『椎名麟三論 回心の瞬間』(菁柿堂)、『滝沢克己 存在の宇宙』(創言社)、『記憶と文学』(御茶の水書房)、『埴谷雄高『死霊』論』(御茶の水書房)、『椎名麟三の文学と希望』(菁柿堂)、『内村鑑三』(御茶の水書房)、『内村鑑三の聖書講解』(教文館)、『内村鑑三の信仰詩・訳詩・短歌等集成』(編、明治学院大学キリスト教研究所)などがある。 |
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