藤原道長と平安貴族社会

【講座の到達目標】
平安貴族は恋愛や遊びにうつつを抜かしており、政治も腐敗していたと思われがちです。本講座では当時の古記録（日記）を読み解き、藤原道長や彼を取り巻く貴族の実像に迫ります。

【講座趣旨】
　現在NHK大河ドラマ「光る君へ」が放映され、平安時代に注目が集まっています。歴史物語や説話集などのイメージから、平安貴族は恋愛や遊びにうつつを抜かしていたと思われがちですが、それは大きな誤解です。ドラマの主人公である藤原道長も「一家三后」を実現することで大きな権力を握りますが、道長自身は関白になったことはなく、摂政も1年余りで辞めてしまいます。彼の目指した政治とは何だったのでしょうか。そして、当時の天皇の母である母后はどのような位置づけだったのでしょうか。
　本講座では、以上のような問題について当時の貴族が書き記した古記録（日記）を参照しながら、解説していきます。その中で大河ドラマにも登場している藤原実資や藤原行成といった道長を取り巻く貴族などにも触れていくことになると思います。ぜひ大河ドラマの情景を思い浮かべながらご参加ください。

【講座スケジュール】
第1回 10月19日（土） 摂関政治の実像
第2回 11月9日（土） 藤原道長と貴族たち

開催場所：「受講証」メールに記載（3日前迄にメールで配信）
申込・振込期間：9月2日（月）〜10月9日（水）