学内講座コード:330406
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
江戸時代の水墨画―宗達・若冲・蕭白・応挙・玉堂の奇想
申し込み締切:
2024年11月05日 (火) 17:00
開催日時:
11月 6日(水)〜11月27日(水)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
11,264円
定員:
24名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
会員受講料: 9,928円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・「筆」と「墨」による表現に馴染みます。
・「水墨画」の歴史を知って、その魅力を理解します。
【講義概要】
日本の水墨画は、鎌倉時代に中国の絵画を真似るところから始まって、室町・安土桃山時代と独自の発展を遂げますが、本場にはない独特の技法や表現が、はっきりと姿を表してくるのは江戸時代です。ダイナミックで自在な筆の動きを重視する中国に対して、シンプルで素直な筆遣いによって優しさまた力強さを、きれいな墨の面や滲みに余白を活かして豊かな情感を表現し、さらに独特の立体感とリアリティをもつのもから抽象的なものまで、画家たちは多彩な水墨表現を編み出してゆきます。講義では、俵屋宗達・伊藤若冲らを取り上げて、じっくりと作品を見ながら、どのようにしてそのような発想が生まれたのかを、歴史的な背景を含めて考えてゆきます。
【ご受講に際して】
◆最終回には水墨画家・小林東雲氏に実際に描いてもらい表現の特質を体感します。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 島尾 新 |
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肩書き | 学習院大学教授 |
プロフィール | 1953年、東京生まれ。東京大学大学院美術史学専門課修士課程修了。東京文化財研究所広領域研究室長、多摩美術大学教授を経て、2012年から学習院大学教授。専門は雪舟・詩画軸や座敷飾を中心とした室町時代の美術だが、広くは中国・朝鮮を含めて現代までの水墨画を研究。ここ二十年ほどは、画家との交流や研究会を通じて、水墨画の復興と普及にもつとめている。『雪舟の「山水長巻」』(小学館、2001年)、『すぐわかる水墨画の見方』(東京美術、2005年)。『もっと知りたい雪舟』(東京美術、2010年)、『水墨画入門』(岩波新書、2018年)、『画聖雪舟の素顔』(朝日新書、2022年)がある。 |
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