学内講座コード:330301
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ローマ皇帝史 皇帝の治世から読み解くローマ帝国の変質
申し込み締切:
2024年09月30日 (月) 17:00
開催日時:
10月 1日(火)〜12月 3日(火)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
24名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・著名な皇帝たちについて、その事績を個別に確認する。
・それらの事績がローマ帝国の歴史に与えた影響を理解する。
・「五賢帝Five Good Emperors」の実態を理解する。
・キリスト教徒迫害、国教化を通して、中世ヨーロッパへの展望を得る。
【講義概要】
本講座は有名な皇帝たちの生涯や治世中の施策、社会の実態などを広範に取り上げていきます。ただし、単なるゴシップの紹介に終わることなく、各治世がローマ帝政史の中でいかなる意味をもったのか、いかなる変質をもたらしたのかを、客観的かつ総合的に見ていきたいと思います。従って、ローマ帝国の身分制や行政構造などにも当然、触れることになります。さらに、イエスが初代皇帝アウグストゥスの治世に生まれ、キリスト教が迫害を受けながらも、最終的に国教になったという事実も念頭に置きましょう。なお、ローマ帝国の理念はビザンツ帝国、フランク王国、神聖ローマ帝国、ロシア帝国に継受されていくことを最後に指摘させてください。※過去の同名講座に新たな知見を加え再構成しています。
【各回の講義予定】
第1回 2024/10/ 1(火) 帝政の成立と「元首政」
第2回 2024/10/ 8(火) アウグストゥス帝
第3回 2024/10/15(火) カリグラ帝
第4回 2024/10/22(火) ネロ帝
第5回 2024/10/29(火) ネルウァ、トラヤヌス帝
第6回 2024/11/ 5(火) ハドリアヌス帝
第7回 2024/11/12(火) カラカラ帝
第8回 2024/11/19(火) エラガバルス帝
第9回 2024/11/26(火) ディオクレティアヌス帝と「専制君主政」
第10回 2024/12/ 3(火) テオドシウス帝
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 新保 良明 |
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肩書き | 東京都市大学名誉教授 |
プロフィール | 1958年長野市生まれ。東北大学博士前期課程修了。博士(文学、東北大学)。専門分野は古代ローマ史。手頃な著書として単著『ローマ帝国愚帝物語』(新人物文庫)と共著『悪の歴史 西洋編(上)+中東編』(清水書院)、『侠の歴史 西洋編(上)+中東編』(清水書院)、『歴史学者と読む高校世界史』(勁草書房)、専門書として単著『古代ローマの帝国官僚と行政-小さな政府と都市-』(ミネルヴァ書房)などがある。 |
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