学内講座コード:130543
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
個人と社会をつなぐプロセスの社会心理学 誰も意図しない社会現象が起こるのはなぜか?
申し込み締切:
2024年10月04日 (金) 17:00
開催日時:
10月 5日(土)〜10月26日(土)/13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
入学金:
-
受講料:
27,324円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・根も葉もない噂で銀行がつぶれることがあるのはなぜかを理解する
・社会の慣習をなかなか変えられないのはなぜかを理解する
・個人の心と社会現象の関係の理解には「モデル」が役に立つことを理解する
【講義概要】
みなさんは、個人のふるまい方がわかれば社会現象が理解できると思っていないでしょうか。例えば、ジェンダー差別の心理学的な理解が進めば、職場での男女格差が減るのでしょうか。必ずしもそうとは言えません。というのは、個人の心(例えば、差別する心)と社会現象(例えば、職場での男女格差)は必ずしも直接的に対応していないからです。個々人の心とそれにもとづく行動が社会現象を生み出す相互作用の「過程(プロセス)」を理解する必要があるのです。この講義では、社会行動モデルのシミュレーションを通して、個人の心と社会をつなぐ「プロセス」を理解することの大切さを学びます。
【各回の講義予定】
第1回 2024/10/ 5(土) (1)個人の心と社会現象は対応しない(2)チームの成績が悪いのは怠ける人がいるからか?
第2回 2024/10/12(土) (1)ジェンダー差別とエスカレーターの規範の関係(2)人種ごとのコミュニティができるのは差別があるからか?
第3回 2024/10/19(土) (1)なぜカップルの魅力度は似ているのか?(2)同調する心は多様性の敵か?
第4回 2024/10/26(土) (1)共有地の悲劇:環境問題解決が難しいのはなぜか(2)根も葉もない噂で銀行がつぶれる?(予言の自己成就)
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は11月9日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大坪 庸介 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | Ph. D. (Psychology, Northern Illinois University)。北海道大学助手(2000年)、奈良大学講師(2002年)、神戸大学准教授(2007年)などを経て現在は、東京大学大学院人文社会系研究科・教授。専門は社会心理学、進化心理学。著書に『仲直りの理』(2021年、ちとせプレス)、『進化心理学』(2023年、放送大学教育振興会)などがある。 |
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