学内講座コード:130534
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
生きがいの社会学―中壮年期の生きがいと高年期の生きがい。その異同について考える
申し込み締切:
2024年09月25日 (水) 17:00
開催日時:
9月26日(木)〜11月28日(木)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・「生きがい」という言葉のもつ意味内容が、わが国文化の歴史的変容にともなって、どのように変化してきたのかを理解します。
・国内外の「老い(エイジング)」イメージを対比させながら、「老いを生きる」ということと「生きがい」との関係を理解します。
・以上の理解にもとづいて「いまの、そしてこれからの日本社会における高齢者の生きがい追求」のあり方を考えます。
【講義概要】
生きがいは単に幸福感や楽しみといった心理的感覚だけでもたらさられるものではなく、たとえば使命感といったような内面価値の働きに支えられた生活(人生)充足感である、ということがいわれてます。しかし一方では、個人的な欲求充足の追求こそが生きがいの核心だとする主張も存在します。「生きがい」という価値観にはいずれの主張をも否定しきれない価値特性が含まれるのですが、そのふたつの生きがい感は個人の価値意識とどのように連動しているのでしょうか?人びとが置かれたライフ・ステージが中壮年期から高齢期に移行するときに生じる生活適応と生きがい感との関わりということを通してこのことを考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 9/26(木) 「生きがい」という価値意識
第2回 2024/10/ 3(木) 「生きがい」ということばの歴史
第3回 2024/10/10(木) 「生きがい感」と「社会的道徳感」
第4回 2024/10/17(木) 「生きがい感」と「意気、粋(イキ)」意識
第5回 2024/10/24(木) 生きがいと「ワーク・ライフ・バランス」
第6回 2024/10/31(木) ライフ・ステージの変化の視点からする「ワーク・ライフ・バランス」
第7回 2024/11/ 7(木) 生きがいが媒介する社会的関係性:生きがいと互酬性
第8回 2024/11/14(木) 「社会関係資本」に基づく社会的交換関係
第9回 2024/11/21(木) 「社会的役割感」と「生きがい感」
第10回 2024/11/28(木) 生きがい論から目指す「世代間共生」
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 和田 修一 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学文学部哲学科(社会学専修)卒業。専門分野は社会学(社会老年学、近代社会論)。著書に『中高年齢層の職業と生活 ― 定年退職を中心として』(東京大学出版会、1982年、青井和夫との共編著)、『生きがいの社会学 ― 高齢社会における幸福とは何か』(弘文堂、2001年、高橋勇悦との共編著)など。 |
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