学内講座コード:130516
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
呪術/魔法から読み解く人類史 オカルトと科学の深い関係を考える
申し込み締切:
2024年09月24日 (火) 17:00
開催日時:
9月25日(水)〜11月27日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・呪術/魔法こそ宗教の起源だったことを学びます。
・呪術/魔法と近代科学は不可分の関係にあった事実を確認します。
・現代人の心の奥底に今なお呪術や魔法への待望がひそんでいる事実を確認します。
【講義概要】
私たちは17世紀の西ヨーロッパで生まれた近代科学の恩恵を享受しています。近代科学は呪術/魔法に代表されるオカルトと全く縁がないと信じ込んでいます。しかし歴史を振り返ると近代科学とオカルトはかつて密接な関係にあった事実に気付きます。実はオカルトを媒介に近代科学は誕生したのです。科学万能の現代でも呪術/魔法はしぶとく生き残っています。たとえば20世紀の精神医学を代表するユングにはオカルト的な性格が濃厚です。今なお占いがブームとなり、手かざしや祈祷が実践されているのは効能があると信じられているからです。本講義では予断や偏見なくオカルトと近代科学の関係を見つめ、私たちの不可解な心の奥底をのぞきます。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 9/25(水) 現存最古の宗教ゾロアスター教の呪術/魔法
第2回 2024/10/ 2(水) 古代インド:アタルヴァ・ヴェーダの呪術/魔法
第3回 2024/10/ 9(水) ヘルメス学の伝統
第4回 2024/10/16(水) 占星術師にして天文学者 ケプラー
第5回 2024/10/23(水) 最後の錬金術師 ニュートン
第6回 2024/10/30(水) 精神医学者ユングとマンダラ
第7回 2024/11/ 6(水) 呪殺の系譜 日本+チベット
第8回 2024/11/13(水) 近代日本の呪術合戦と手かざし教団
第9回 2024/11/20(水) 霊能(験力)を求めて 日蓮宗の荒行と修験道
第10回 2024/11/27(水) 現代人にとっての呪術/魔法
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 正木 晃 |
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肩書き | 宗教学者 |
プロフィール | 1953年、神奈川県小田原市生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。専門は宗教学(日本仏教・チベット仏教)。文献研究に留まらず、現地調査を実施しチベット・ヒマラヤ地域の調査は20回に及ぶ。高度でありながら誰でも理解できる仏教学を志向。著作は『「ほとけ」論』『現代日本語訳 法華経』など多数。 |
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