学内講座コード:130454
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
社会人のための必修教養講座「私」ロック化計画 ハミングバードの頃─ミュージシャンの無意識としてのバラードを通してロック史を再構築する
申し込み締切:
2024年09月27日 (金) 17:00
開催日時:
9月28日(土)〜12月14日(土)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・ミュージシャンの無意識としてのバラードを検証することで、想像力を養う。
・想念を形にできる力、創造力を養う。
・ポジティヴなブルースを基に問題提起しそれを解決する意志力を養う。
・ロックは構造的に「世界」をあきらめないことを知る。
【講義概要】
ロックはブルースから生まれた。スピリットやコード進行を丸ごとブルースから受け継いだ。とりわけストレートロックンロールは、「勢いのあるブルース」(マディ・ウォーターズ)であった。ロック史を彩る数々の珠玉のバラードは、若きロック・ミュージシャン達の純粋で、柔らかく悲しみに満ちた、しかし同時にどこまでも反抗的な潜在意識の領域から生まれた。世界は今や戦争に満ちている。Gimmie Shelter(ストーンズ)の時代であり、Power To The People(ジョン・レノン)の時代であり、戦争の親玉(ボブ・ディラン)の時代だ。講義を通じて、僕自身も輝く宝石のようなロックのバラードを取り戻そうと思う。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 9/28(土) 甘くて短かったブライアン・ジョーンズの生涯
第2回 2024/10/ 5(土) ジミ・ヘンドリックスに天使の微笑みを
第3回 2024/10/12(土) シド・バレットへ宛てたピンク・フロイドのバラード
第4回 2024/10/19(土) 君が読んでいた本の表紙が見えた―ザ・キンクス
第5回 2024/10/26(土) クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
第6回 2024/11/ 9(土) パレスチナに連帯するスロウハンド──エリック・クラプトン
第7回 2024/11/16(土) ふたつの腕は短いのに、ポケットが長いんだ―ロッド・スチュワート
第8回 2024/11/30(土) 僕があの頃たった一人で聴いていたレオン・ラッセル
第9回 2024/12/ 7(土) ボブ・ディランが2023年のコンサートで教えてくれたこと
第10回 2024/12/14(土) われわれの傷としてのジョン・レノン
【ご受講に際して】
◆参考図書として、CDブック『ハミングバードの頃』(山川健一著、東京書籍)を挙げますが、資料を配るので購入の必要はありません。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 山川 健一 |
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肩書き | 小説家、【「私」物語化計画】主宰 |
プロフィール | 1953年生まれ。小説家。千葉県立千葉高等学校、早稲田大学商学部卒業。大学在学中に「天使が浮かんでいた」で早稲田キャンパス文芸賞を受賞。1977年『鏡の中のガラスの船』で群像新人文学賞優秀作。著書は100冊を超える。「山川健一デジタル全集 Jacks」が幻冬舎よりリリースされている。東北芸術工科大学文芸学科長、京都芸術大学・藝術学舎編集長を経て【「私」物語化計画】主宰。 |
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