学内講座コード:130332
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
台湾の歴史と社会 諸帝国の周縁を生き抜く人々
申し込み締切:
2024年10月03日 (木) 17:00
開催日時:
10月 4日(金)〜12月 6日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
27,324円
定員:
30名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・台湾の歴史における支配国家の交代の歴史を理解する
・代わる支配国家毎の主な社会変化を理解する
・現代台湾の社会と国家の成り立ちの歴史的背景を理解する
【講義概要】
台湾は長く先住民族のみが住む島だったが、17世紀以後、オランダ東インド会社、鄭氏勢力、清朝、日本、中華民国と、次々と支配国家が代わり、また代わる毎に支配国家/帝国の性格も変わった。台湾は「諸帝国の周縁」であり、先住民族や移住漢人は、いわば「諸帝国の周縁を生き抜く」ことを強いられてきたのである。現代では新興民主主義国家として存在感を増しているが、同時に「改革と開放」政策の下で発展を遂げた中国が統一圧力を強めており、折からの米中対立の拡大とともに「台湾有事」が懸念されるようになった。そういう時期だからこそ、その複雑な歴史を、台湾の人々が「諸帝国の周縁」を生き抜いてきた歴史として考えてみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2024/10/ 4(金) イントロダクション
第2回 2024/10/11(金) 近世台湾の国家と社会:17世紀から19世紀末まで
第3回 2024/10/25(金) 日本植民地統治の確立・展開と台湾社会
第4回 2024/11/ 8(金) 「議会政治の夢」の誕生と挫折
第5回 2024/11/15(金) 中華民国が二度やってきた:戦後激動の中の台湾
第6回 2024/11/22(金) 民主化と「中華民国の台湾化」
第7回 2024/11/29(金) 諸帝国の周縁を生き抜く:「台湾原住民族」の登場
第8回 2024/12/ 6(金) まとめ
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 若林 正丈 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学名誉教授。長野県生まれ。博士(社会学、東京大学)。台湾近現代史専攻。主な著書『台湾の政治 中華民国台湾化の戦後史 増補新装版』、『台湾の半世紀』(筑摩書房)、『台湾の歴史』(講談社文庫)。 |
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