学内講座コード:130308
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
近世ヨーロッパの歴史 絶対王政とフランス革命の時代のヨーロッパとグローバル・ヒストリー
申し込み締切:
2024年09月29日 (日) 17:00
開催日時:
9月30日(月)〜12月16日(月)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・ヨーロッパ諸国で絶対王政が確立し、オランダ東インド会社などの西ヨーロッパ諸国の勅許会社の世界進出によって《ヨーロッパ諸国の世界交易ルート》が大きく塗り替えられるなかで、ヨーロッパ諸都市における新興市民層の台頭と啓蒙思想の普及を経て、フランス革命の動乱とナポレオン戦争へと至る、近世の後半期(17〜18世紀)のヨーロッパの歴史を概観します。
・ヨーロッパ世界の《近世から近代への転換のプロセス》について理解を深めることが講義の狙いです。
・この時代のヨーロッパ諸国の歴史的歩みについて、《ヨーロッパと非ヨーロッパ世界の関わり》や《グローバル・ヒストリーの視点》を踏まえながら、政治・外交・宗教・文化・思想・経済・流通など多様な角度から論じます。
・重要な邦訳史料や図像史料を紹介しながら、実証的に歴史的事実に光を当ててゆきます。
【講義概要】
第1〜3回は、「(1)絶対王政期の国家形成と宮廷文化」をテーマに、ヨーロッパ各国の絶対王政の展開について考察し、第4〜5回は、「(2)アメリカ・アジア・日本への西ヨーロッパの勅許会社の進出」をテーマに、オランダ東インド会社などの勅許会社の世界進出がヨーロッパと世界の関係をどのように変容させたかを、「キリスト教弾圧及び鎖国時代の日本とヨーロッパの関わり」も視野に入れながら考察します。さらに第6〜10回は、「(3)啓蒙思想とフランス革命」をテーマに、《理性》を重視する啓蒙の思想とフランス革命及びナポレオン戦争がヨーロッパの政治体制をどのように変容させたかを、「アメリカ大陸の動向」も視野に入れながら考察します。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 9/30(月) フランス絶対王政の確立と絶対王政期の宮廷・教会文化
第2回 2024/10/ 7(月) プロイセンとオーストリアの絶対主義
第3回 2024/10/21(月) ロシアの台頭とポーランド分割
第4回 2024/10/28(月) 西ヨーロッパ諸国の勅許会社の非ヨーロッパ世界への進出と17〜18世紀のグローバル・ヒストリー
第5回 2024/11/11(月) 17世紀におけるヨーロッパと日本
第6回 2024/11/18(月) 「啓蒙の世紀」のヨーロッパの市民文化と啓蒙絶対主義
第7回 2024/11/25(月) フランス革命の始まり
第8回 2024/12/ 2(月) 対仏大同盟の成立とフランス革命の推移
第9回 2024/12/ 9(月) フランス革命の終焉とナポレオン戦争
第10回 2024/12/16(月) フランス革命及びナポレオン戦争がアメリカ大陸に及ぼした影響
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 蝶野 立彦 |
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肩書き | 早稲田大学講師、国際日本文化研究センター客員教員 |
プロフィール | 早稲田大学第一文学部卒。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。博士(文学)。専門分野は、宗教改革期・近世ドイツ史、ヨーロッパ宗教史。著書に、『十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制』(彩流社)、『中近世ヨーロッパの宗教と政治』(共著、ミネルヴァ書房)などがある。 |
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