学内講座コード:130299
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
江戸の都市インフラの整備―江戸のトイレ事情と近郊農村との共生関係
申し込み締切:
2024年09月30日 (月) 17:00
開催日時:
10月 1日(火)〜11月19日(火)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
27,324円
定員:
30名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・江戸の暮らしに関する理解を深める。
・歴史資料と絵画を正しく解釈する力を身につける。
・江戸の下肥と近郊農村の野菜生産との共生関係について理解する。
【講義概要】
江戸時代、江戸の人口はその中ごろに、100万人を超えた。江戸の市民や全国からやってきた流入民たちは、名所めぐり・寺社参詣・芝居見物などのためにその内外を活発に行動した。このため、都市インフラとして公衆トイレが必要になったが、その需要を満たせず立小便なども横行した。一方、人口の増大によって、江戸の町では膨大な食料を確保する必要に迫られた。このなかで、新鮮な野菜の供給地は近郊農村の役割となり、その生産のための肥料として格安な都市のし尿に注目した。この結果、都市のし尿は商品として取引されて農村に運ばれ、下肥として利用された。このような江戸のトイレ事情と近郊農村との共生関係を紹介していく。
【各回の講義予定】
第1回 2024/10/ 1(火) 江戸の暮らしと都市インフラ整備
第2回 2024/10/ 8(火) 歴史からみた日本のトイレ事情
第3回 2024/10/15(火) 江戸のトイレ事情とトイレにまつわる文化
第4回 2024/10/22(火) 江戸のし尿の商品化と近郊農業の発達
第5回 2024/10/29(火) 江戸の公衆トイレ設置と町方の反応
第6回 2024/11/ 5(火) 江戸の公衆トイレとその利用
第7回 2024/11/12(火) 江戸近郊農村の下肥獲得競争
第8回 2024/11/19(火) 江戸の公衆トイレ経営と近代への流れ
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、11月26日(火)を予定しております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 根崎 光男 |
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肩書き | 法政大学名誉教授 |
プロフィール | 法政大学人間環境学部および同大学院教授を歴任。博士(歴史学、法政大学)。専門分野は、日本近世史・日本環境史。主な著作に『犬と鷹の江戸時代』(吉川弘文館、2016年)、『大江戸トイレ事情』(同成社、2024年)など。NHK「ブラタモリ」「あさイチ」「所さん事件ですよ」など出演。 |
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