学内講座コード:212
この講座について質問する主催:
東洋英和女学院大学 生涯学習センター [ 東洋英和女学院大学 生涯学習センター 六本木キャンパス (東京都) ] [ 東洋英和女学院大学 生涯学習センター オンラインキャンパス (オンライン) ]
講座名:
終活で学ぶ死生学 [ハイブリッド対応]
申し込み締切:
2024年12月17日 (火) 23:30
開催日時:
2024/10/8~2024/12/17(火曜日開催)詳細はパンフレットをご覧ください。/14:50~16:20
入学金:
-
受講料:
25,000円
定員:
20名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
私は現在73歳で、これまで大学の医学部や看護学部、医療福祉学部、人間科学部などで、人間の生命や健康、人生のあり方等について講義を行ってきましたが、それらの問題をあらためて切実に考えるようになったのは「終活」の経験であったと思います。その始まりは職場での年金についての手続きでした。60歳になった時に職場で年金受給に対して説明があり、労務士さんとも相談させていただきました。当時はまだ早いかなと思っておりましたが、高齢者に向かっての社会の制度の手続きがどんどんと進んでいきます。そんな中で、定年退職ということも視野に入ってきましたし、退職金や定年後の仕事や生活、そしてその先の「死」も考えざるを得なくなったという訳です。以上のような、私が実際に経験したことを交えて実践的な「終活」と、それに関連した死生学のトピックスを紹介して、死生学について考えていただければと思っています。「終活」は単に「自分の人生の終わりへ向けた手続き」ではなく、「死に向かう自己を見つめ、自己の死を受容しつつ、自分の人生を終焉させるための準備」と考えます。本講座では、「退職後の年金等の経済」・「介護保険との関わり」・「認知症への予防と対応」・「自分の所持品の整理」・「エンディング・ノートの書き方」・「終末期医療への希望と対応」・「相続への準備」・「終の住処への希望」・「葬儀への希望と対応」などの具体的な終活に関わる課題を「自己の人生と死への意味」を考えるチャンスとして捉え、終活を通して、自己の死生観を見つめ、考える「死生学」を構築することを目指します。
講座内容:学期完結
その他詳細は講座案内パンフレットをご覧ください。ホームページに電子パンフレットも掲載しております。申込期間後、講座開始後でもお申込みできる講座があります。お気軽にお問い合わせください。
名前 | 大林 雅之 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 上智大学大学院理工学研究科生物科学専攻(生命科学基礎論部門)博士後期課程単位取得満期退学。ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所客員研究員、山口大学医学部教授、川崎医療福祉大学教授、京都工芸繊維大学大学院教授などを経て現職。元日本生命倫理学会会長(代表理事)。主要著書は、『小さな死生学入門─小さな死・性・ユマニチュード─』(東信堂、2018年)、『生命の問い─生命倫理学と死生学の間で─』(東信堂、2017年)、『生命の淵─バイオエシックスの歴史・哲学・課題』(東信堂2005年)、『ケースで学ぶ医療福祉の倫理』(共編著、医学書院、2008年)。 |
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