市民と読み解く丸山眞男 『「文明論之概略」を読む』を読む

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• 講座詳細

  【講座内容】
  本講座は戦後日本を代表する政治学者、丸山眞男（1914-1996）の思想についてなるべくわかりやすく解説を⾏います。今回は、丸山が非常に重視した明治期の思想家、福沢諭吉の諸著作を丸山眞男がどのように読み解いたのかを検討していきます。
  特に、岩波新書から出された『「⽂明論之概略」を読む』（1986年）は、上・中・下の３冊に及ぶ分量のなかで、丸山が縦横に福沢のテクストを読み解く様⼦記録されています。
  ⼈によっては、丸山眞男は福沢諭吉を理想化しすぎだという批判する向きもありますが、そうした批判の妥当性も含めて、歴史的なテクストを読む意味についても考えていきたいと思います。
  
  【講座スケジュール】
  第1回 2024年08月19日(月) 丸山眞男にとっての福沢諭吉
  
  第2回 2024年08月26日(月) 『「⽂明論之概略」を読む』を読む

• 備考

  単位数：1単位
  
  ※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
  お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
  
  

• 講師陣

  名前	金子 元
  肩書き	秀明大学 非常勤講師、東京女子大学 丸山眞男記念比較思想研究センター
  プロフィール	学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。修士(政治学)。東京女子大学丸山眞男記念比較思想研究センターで丸山眞男の遺稿類・旧蔵書の整理・公開作業、国立国会図書館憲政資料室で近現代の政治家・軍人等の史料整理作業に従事。近著に「箕作麟祥『泰西勧善訓蒙』続篇(国政論)にみる英米モラル・フィロソフィー受容の一考察」『秀明大学紀要』第18号(2021年3月)など。