学内講座コード:320305
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
独裁者のデザイン 希望と刃のデザイン手法を考える
申し込み締切:
2019年07月16日 (火) 23:30
開催日時:
7月18日(木)~ 8月 1日(木)/19:00~20:30
入学金:
8,000円
受講料:
8,748円
定員:
24
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
ビジター価格 10,060円
補足:
-
【目標】
デザインは、使い方によって希望を与える一方、悪夢に引きずり込むこともできる。なかでも悪夢のデザイン手法の特徴を理解する。
【講義概要】
ムソリーニ、ヒトラー、スターリン、毛沢東など歴史を揺るがした独裁者たちは、どのように権力を握り、支配を確立していったのか、デザイン手法の面から分析していきたいと思います。独裁者はみな同じようなデザイン的特徴を持っています。それをおおまかに6つに分けてみると、
1、自分を大きく見せようとする、つまり独裁者自らの神話化を図る。
2、凝視することによって独裁者自身の意志の強さを強調する。
3、未来を視野に入れ、その帰趨を握っていることを強調する。
4、自らの成果を水増しする。
5は、独裁体制の(まやかしの)楽しさを強調する。
6は、ひたすら敵をつくる。
こうして列挙すると、これらの手法は、独裁者・独裁体制だけに限ったものではなく、政府・行政機関、政治団体、宗教団体、選挙、企業広告などのイメージ戦略として日常的に使われていることがわかります。そこが「デザイン」のおもしろさでもあり、怖さです。講義ではそれらを豊富な図版とともに展開したいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/18(木) 「視線」のデザイン
第2回 2019/ 7/25(木) 「繰り返し」のデザイン
第3回 2019/ 8/ 1(木) 「敵」のデザイン
【テキスト・参考図書】
参考図書
『RED ヒトラーのデザイン』(左右社)(ISBN:978-4865281767)
『HATE !』(左右社)(ISBN:978-4865282054)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 松田 行正 |
---|---|
肩書き | グラフィック・デザイナー |
プロフィール | 書籍を中心に、シンプルで力強いデザインをめざしているグラフィック・デザイナー。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞など、受賞歴多数。著書多数。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.