学内講座コード:210235
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
「戦後日本史」を考える 同時代史の面白さと怖さ
申し込み締切:
2019年05月06日 (月) 23:30
開催日時:
5月8日(水)~6月19日(水)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
11,664円
定員:
30
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 13,413円
補足:
-
【目標】
・「戦後日本史」とは、いったい、なんであるのか。いや、なんであったのか、ということを考えます。今学期は、イベントや災害、事件などに着目し、それらを戦後社会との関連で考察します。
・「戦後日本史」は「歴史」でもありますが、〈いま〉と直接につながってもいます。同時代史ということです。同時代史としての「戦後日本史」を考えていきます。
【講義概要】
「戦後日本史」は、私たちが、何らかのかたちで関わってきた同時代史です。その「戦後日本史」を考えることは、同時代史ならではの面白さと怖さとが同居しています。たとえば、知っているはずの「戦後日本史」ですが、世代によって見え方が異なります。また、ある人にとって「戦後」はすでに終わっていましょうが、別の人にとっては、いまだ「戦後」ということもあるでしょう。経験してきたことによって、そして〈いま〉をどのように考えるか、ということによって戦後史像が異なるのです。これは、別の言い方をすれば、「経験」と「記憶」を手掛かりに「戦後日本史」を探るという試みによって、複数の「戦後日本史」像を知るということになります。けっしてひとつではない「戦後日本史」--このこともまた、「戦後日本史」の面白さと怖さにつながっていくことになるでしょう。「戦後日本史」を考えることの醍醐味が、ここにあります。
本講座では、こうした観点から「戦後日本史」をあらためて考えてみます。今学期は、社会と世相、話題となった出来事などを取り上げながら、「戦後日本史」という同時代史に接近してみましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 5/ 8(水) はじめに―「昭和史」と「平成史」
第2回 2019/ 5/22(水) 三つの東京オリンピック
第3回 2019/ 6/ 5(水) 同時代史としての戦後史?災害篇
第4回 2019/ 6/19(水) 同時代史としての戦後史?世相篇
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 成田 龍一 |
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肩書き | 日本女子大学教授 |
プロフィール | 1951年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、ひきつづき、大学院文学研究科で近現代日本史を学ぶ。博士(文学・早稲田大学)。著作に、『戦後史入門』(河出文庫)、『「戦後」はいかに語られるか』(河出書房新社)など。共著に、『岩波新書で「戦後」をよむ』(岩波新書)などがある。 |
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