学内講座コード:340312
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ケルトの想像力 ― 歴史・神話・芸術
申し込み締切:
2019年01月07日 (月) 23:30
開催日時:
2019年1月 9日(水)~2019年2月 6日(水)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
5,832円
定員:
80
講座回数:
2回
講座区分:
その他
その他:
ビジター価格 6,706円
補足:
-
【目標】
・ヨーロッパ文化の古層を築いた「ケルト」の歴史・神話・芸術を総合的に学ぶ。
・ケルト文明を擁するヨーロッパ諸国のケルト遺跡と造形芸術を知る。
・「自然信仰」と「再生」をキーワードに神話・伝説を読み解く。
【講義概要】
ヨーロッパ文化の古層を築いた「ケルト」の歴史・神話・芸術には、鉄器時代以来、培われたケルトの「自然信仰」が色濃く映し出されている。
本講座では、その「生・死・再生」の思想をキーワードに、ヨーロッパ「大陸」と、ブリテン諸島やブルターニュ半島の「島」の両方に遺るケルト文明の遺産を、歴史・神話・芸術から多面的に読み解いていく。
地理的には、大陸では、2800年前から鉄器文明を築いたオーストリアのハルシュタット(世界遺産)に始まり、スイスのラ・テーヌ、ガリア戦記の舞台フランス、ケルトイベリア文化のイベリア半島、エトルリア人や古代ローマ人と交易と戦争で接した北イタリア。島では、現代のアイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズ、コーンウォール、フランス西端のブルターニュに広がる文明文化である。
人間中心主義ではなく、自然を荒ぶる神々や精霊とみて、死者との交流を絶やさず再生を祈った(ハロウィンの起源もケルト)、ケルトの精神文化に深奥に迫りたい。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/ 9(水) ヨーロッパの始原「ケルト」:その自然信仰にみるフランスからアイルランドまでの歴史と遺跡
第2回 2019/ 2/ 6(水) ケルト神話と芸術にみる「再生」思想:アーサー王伝説からケルト・リヴァイヴァルまで
【テキスト・参考図書】
参考図書
『ケルトの想像力 ― 歴史・神話・芸術』(青土社)(ISBN:978-4791770298)
『図説 ケルトの歴史』(河出書房新社)(ISBN:978-4309762630)
『ケルト 再生の思想』(ちくま新書)(ISBN:978-4480069986)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 鶴岡 真弓 |
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肩書き | 多摩美術大学教授、多摩美術大学芸術人類学研究所所長 |
プロフィール | 1952年生まれ。早稲田大学大学院修了。ケルト文化研究家。『ケルト / 装飾的思考』(筑摩書房)、『ケルトの想像力:歴史・神話・芸術』(青土社)、『装飾する魂』(平凡社)、『ケルトの歴史』(共著・河出書房新社)、『ケルズの書』(岩波書店) 等著訳書多数。2018年『ケルト再生の思想』(ちくま新書)で河合隼雄学芸賞受賞。 |
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