学内講座コード:310707
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
国際正義と平和の思想
申し込み締切:
2018年04月15日 (日) 23:30
開催日時:
4月17日(火)~ 6月12日(火)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
23,328円
定員:
40
講座回数:
8回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 26,827円
補足:
-
【目標】
・国際正義とは何か、平和構築はどのようになされるべきか、世界を理解する重要な問題を理解することができるようになることを目標とします。
・政治哲学・政治思想・国際政治学などの分析枠組みを習得することで、シリアやアフリカでの内戦に伴う人道的介入の必要性や問題など、的確に把握することができるようになります。
【講義概要】
今日、地球上のいたるところで数えきれないほどの武力紛争が起きています。米国の哲学者マイケル・ハートとイタリアの哲学者アントニオ・ネグリは、世界は内戦状態にあると表現しました。戦争とは主権をもつ国民国家の武力衝突であると考えられてきた時代は過ぎ去り、グローバルテロリズムや難民、貧困など国境を超える問題が世界を覆いつつあります。国際正義とは何か。人道的介入とは何か。「文明の衝突」を避けることができるか。国際政治学・政治哲学的見地から今後の世界を読み解くための視点を紹介します。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/17(火) 「紛争のかたち ― 正義はどこにあるのか」
第2回 2018/ 4/24(火) 「前近代・近代の平和思想」
第3回 2018/ 5/ 8(火) 「自由主義の問題とは何か ― 正義の調整は市場にまかせることができるか」
第4回 2018/ 5/15(火) 「平和構築と思想(1) ― ジョン・ロールズ、マイケル・サンデル、マイケル・ウォルツァーの正義論」
第5回 2018/ 5/22(火) 「平和構築と思想(2) ― アラスデア・マッキンタイア、ユルゲン・ハバーマスの正義論」
第6回 2018/ 5/29(火) 「人間の安全保障 ― アマルティア・センの正義論」
第7回 2018/ 6/ 5(火) 「軍事介入を考える ― ICISS報告書から」
第8回 2018/ 6/12(火) 「我々は不幸にあえぐ人々に何ができるか」
【テキスト・参考図書】
テキスト
『国際平和論』(岩波書店)(ISBN:978-4000289122)
参考図書
『Gゼロ時代のエネルギー地政学 ― シェール革命と米国の新秩序構想』(岩波書店)(ISBN:978-4000610032)
『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化 ― MENA市民革命のゆくえ』(岩波書店)(ISBN:978-4000238717)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 福富 満久 |
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肩書き | 一橋大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学大学院政治学研究科博士課程およびパリ政治学院国際関係学Ph.D.コース修了。博士(政治学)、Ph.D(国際関係学)。専門は、国際政治学、中東問題等。著書に『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化』、『国際平和論』、『Gゼロ時代のエネルギー地政学』(いずれも岩波書店)。 |
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