学内講座コード:110223
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
少しやさしい幕末維新の歴史 明治初年篇
申し込み締切:
2018年04月10日 (火) 23:30
開催日時:
4月12日(木)~ 6月21日(木)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
29,160円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 33,534円
補足:
-
【目標】
なぜ明治政府は近代化を目指したことになっているのか、現実はどうであったのか。世間一般の俗説では、さまざまな史実の矛盾を説明できないこの問題が客観的に理解できるようになること。
【講義概要】
戊辰戦争を経て実質的に成立した明治政府は、万国対峙と開国和親というスローガンをかかげながら、現実にはそれと矛盾する政府内外の抵抗勢力を排除していきました。政府を支持した勢力は、必ずしも政権の理念に賛同したわけでもなく、また政府の方針も決して確立されておらず、ほぼ綱渡り的な政権運営だったからです。しかし、権力が安定した後年の政府は、明治初年を政権の出発点とする歴史を創造し、国民もまたその歴史観を受容していきました。世間の俗説では理解できない、現実の歴史の大枠を説明していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/12(木) ガイダンス
第2回 2018/ 4/19(木) 五箇条御誓文・政体書、太政官制、開国和親・万国対峙
第3回 2018/ 4/26(木) 攘夷事件の頻発
第4回 2018/ 5/10(木) 条約継承問題
第5回 2018/ 5/17(木) 新政府に集う官僚たち 大隈重信・井上馨・伊藤博文・・・
第6回 2018/ 5/24(木) 華士族処分問題の難しさ
第7回 2018/ 5/31(木) 欧化政策をめぐる政府内闘争の始まり
第8回 2018/ 6/ 7(木) 民蔵分離問題と大隈重信、木戸孝允・大久保利通
第9回 2018/ 6/14(木) 反政府活動の激化
第10回 2018/ 6/21(木) 文明開化策の影響と矛盾
【ご受講に際して】
◆何でもかまいませんが、研究者が執筆した幕末維新期に関する歴史書(学校教科書や年表類を除く)を一読あるいは併読しながら受講していただければ幸いです。その歴史叙述が適切かどうかはともかく、理解の一助になることは確かです。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 鵜飼 政志 |
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肩書き | 早稲田大学・学習院大学・駒澤大学・明星大学講師 |
プロフィール | 1966年生まれ。博士(史学)。明治維新史専攻。早稲田大学大学院/学習院大学大学院修了。現在、早稲田大学/学習院大学/駒澤大学ほか講師。著書に『幕末維新期の外交と貿易』(校倉書房)・『歴史をよむ』(共編著、東京大学出版会)・『きのうの日本』(共編著、有志舎)、『明治維新の国際舞台』(有志舎)。 |
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