学内講座コード:340504
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
宗教改革とプロテスタンティズム
申し込み締切:
2018年01月09日 (火) 23:30
開催日時:
1月11日(木)~ 2月 8日(木)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
14,580円
定員:
24
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 16,767円
補足:
-
【目標】
・ルターの宗教改革から500年にあたる今年、宗教改革とは何であったのかを概観する。
・宗教改革から生まれたプロテスタンティズムについて、その歴史と社会的影響力について概観する。
・プロテスタンティズムの多様性を知る。
・プロテスタンティズムの現代的意義について考える。
【講義概要】
以下の点を中心にプロテスタンティズムの歴史を、社会と宗教との関係という視点から概観します。
(1)中世のキリスト教社会の成立から宗教改革まで ― 「贖宥状」とは何であったのか
地中海世界に誕生したキリスト教がヨーロッパ世界に北上し、いわゆる「キリスト教世界」を完成させるまでの歴史を概観し、その後特に神聖ローマ帝国の社会と宗教との関係を取り上げながら、なぜ宗教改革の発端となった「贖宥状」が問題になったのかを説明する。
(2)「改革の改革」
宗教改革と呼ばれる出来事はひとつではなく、多様性があり、ルターやカルヴァンの改革は、その後登場した「改革の改革」を主張する人々によって批判されたことを説明する。そしてプロテスタンティズムは大きく分けると、古プロテスタンティズムと新プロテスタンティズムに区別されることを学ぶ。
(3)保守的プロテスタンティズム(特にドイツの例)
古プロテスタンティズムの歴史的展開をドイツの歴史を中心に概観する。
(4)リベラルなプロテスタンティズム(特にアメリカと日本の例)
新プロテスタンティズムの歴史的展開を、イングランドやアメリカの歴史を中心に概観する。そしてそのプロテスタンティズムが日本に伝えられ、どのような影響を及ぼしたかを概観する。
(5)プロテスタンティズムの将来 ― その現代的意義
今年誕生から500年を迎えるプロテスタンティズムの現代的意義とは何かを考える。
【ご受講に際して】
◆可能であれば、深井智朗『プロテスタンティズム』(中公新書)、マルティン・ルター『宗教改革三大文書』(講談社学術文庫)を予め読んでいただくと講義内容を理解する助けになります。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『プロテスタンティズム ― 宗教改革から現代政治まで』(中公新書)(ISBN:978-4121024237)
『宗教改革三大文書』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4062924566)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 深井 智朗 |
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肩書き | 東洋英和女学院大学教授 |
プロフィール | 1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了(Dr. Phil.)、博士(文学、京都大学)。現在、東洋英和女学院大学教授。専門分野はドイツ宗教思想史。著書に『パウル・ティリヒ』(岩波書店)、『プロテスタンティズム』(中公新書)などがある。 |
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