学内講座コード:330322
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
アジア・アフリカの危機遺産 破壊、略奪、流出の危機を考える
申し込み締切:
2017年11月04日 (土) 23:30
開催日時:
11月 6日(月)~11月27日(月)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
11,664円
定員:
24名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 13,413円
補足:
-
【目標】
・危機にさらされている文化財、世界遺産の歴史的経緯を理解する。
・テロや内戦による文化財、世界遺産の被害について理解する。
【講義概要】
世界各地に残る貴重な文化財や文化遺産のなかには、自然の驚異もさることながら、とくに内戦・テロなど人間による破壊行為で、消滅や存亡の危機にさらされているものがあります。
2011年1月にチュニジアとエジプトで始まった「アラブの春」と言われる民主化運動は、アラブ各地に波及し、近年、反政府勢力が増大するとともに、イスラム過激派のIS(イスラム国、ダーイッシュ)により内戦は泥沼化しています。本講座でとりあげる「パルミラ遺跡」はシリア砂漠の中央に位置する古代の隊商都市です。ローマ時代には、ユーラシア大陸の東西を結ぶシルクロードの要衝として栄えました。しかしこれも、ISによる遺跡破壊、地元の考古学者の惨殺など、悲報が続いています。
また、アジアでも、タリバンによるバーミヤンの仏教石窟の破壊など、悲惨な現状が報告されています。
内戦とテロの脅威にさらされている東西アジアや北アフリカの文化財、世界遺産とその現状について歴史的な経緯を踏まえて詳しく解説し、その対策についても検討します。
【各回の講義予定】
第1回 2017/11/ 6(月) アジア・アフリカの世界遺産と危機遺産を概観する
第2回 2017/11/13(月) パルミラ遺跡(シリア・アラブ共和国)の現状
第3回 2017/11/20(月) 西アジア・北アフリカの文化財の現状
第4回 2017/11/27(月) 東アジアの世界遺産と文化財の現状
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 岡内 三眞 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学第一文学部史学科、京都大学大学院文学研究科考古学専攻博士課程修了。京都大学助手、徳島大学助教授をへて早稲田大学文学学術院教授、2013年に退官。シルクロード調査研究所前所長。著書『生態考古学で見る歴史の復原』、『シルクロードの考古学』(早稲田大学)他。 |
名前 | 近藤 二郎 |
肩書き | 早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長 |
プロフィール | 東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1976年より40年間にわたりエジプト各地で発掘調査に従事。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり50話』(岩波書店)、『エジプトの考古学』(同成社)ほか。現在、早稲田大学文学学術院教授、同大学エジプト学研究所所長、日本オリエント学会会長。 |
名前 | 小泉 龍人 |
肩書き | 東京大学東洋文化研究所特任研究員、早稲田大学講師 |
プロフィール | 1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、西アジア考古学、比較都市論、古代ワイン。おもな著書に『都市の起源』(講談社)、訳書に『考古学のあゆみ』(朝倉書店)など。国立科学博物館の特別展「ワイン展」に携わる。 |
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