学内講座コード:330305
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
貴族層の衰退と王権の拡大 ヨーロッパ中世社会の構造変化を考える
申し込み締切:
2017年10月30日 (月) 23:30
開催日時:
11月 1日(水)~12月 6日(水)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
17,496円
定員:
24名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 20,120円
補足:
-
【目標】
・ヨーロッパ中世社会を構造的に捉えること。
・貴族・騎士の権力と権勢の基盤を理解すること。
・王権と民衆の中間的な存在として貴族の役割を理解すること。
【講義概要】
ヨーロッパの中世は1000年間(500年頃-1500年頃)に及び、特にその中期(1000年-1300年)に今日のヨーロッパの原像ができあがった。この時代においては王権はまだ弱く、貴族層が幅をきかせていた。城はその象徴である。教会も強力な世俗権力を持ち、高位の聖職者は貴族出身者が占めていた。中世後期(14・15世紀)の危機の時代を経て、王権の拡大・強化、第三身分の台頭のもとで、貴族層は徐々に衰退した。以上のプロセスを史料や映像を用いて明らかにする。
【各回の講義予定】
第1回 2017/11/ 1(水) 中世社会の基本構造、貴族の階層構成とそれぞれの権力基盤
第2回 2017/11/ 8(水) 貴族、教会の支配階級としての一体性(主従関係、血縁・姻戚関係)
第3回 2017/11/15(水) 騎士=戦士層の身分的上昇と貴族との一体化
第4回 2017/11/22(水) 貴族=領主の所領・荘園における民衆支配の実態とメカニズム
第5回 2017/11/29(水) 中世後期の社会変動(黒死病の蔓延、大飢饉、百年戦争等)と貴族層の衰退
第6回 2017/12/ 6(水) 中世後期における王権の拡大、中央集権化の進展と貴族層の衰退
【テキスト・参考図書】
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056168)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 渡辺 節夫 |
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肩書き | 青山学院大学名誉教授 |
プロフィール | 1947年山梨県生まれ。中世の政治・経済・宗教をフランスを中心に総合的に研究。東京大学大学院修士課程(西洋史)修了後、専任教員として諸大学で教養教育と専門教育を担当。3回のフランス長期留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。 |
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