学内講座コード:130315
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
オリエントの考古学 現代都市文明のルーツをたどる
申し込み締切:
2017年10月04日 (水) 23:30
開催日時:
10月 6日(金)~12月15日(金)/14:45~16:15
入学金:
8,000円
受講料:
29,160円
定員:
30
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 33,534円
補足:
-
【目標】
現代の都市文明の原点は古代オリエントにあるといえます。その中心的な役割を果たしていたのがメソポタミアの都市でした。本講座では、古代オリエント史において都市を中心とした領域国家がどのように発展していったのか、その「流れ」を考古学的な目線で理解することを目標にしています。
【講義概要】
メソポタミアを中心としたオリエントでは、5千年前までに世界最古の都市が誕生した後、シュメール都市国家をへて、約4千年前のウル第三王朝で領域国家が完成しました。約3千年前には、新アッシリア、新バビロニア、アケメネス朝ペルシアなどの諸帝国が栄華を極めることになりました。この間に古代オリエントで発明された兵器開発、演劇、コイン鋳造など、現代文明につながるさまざまなルーツについて考古学的に解説していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 6(金) 集落から都市まで−オリエントにおける都市誕生
第2回 2017/10/13(金) 都市国家から領域国家まで−オリエントにおける都市発展
第3回 2017/10/20(金) 兵器の開発−新アッシリア帝国の拡大
第4回 2017/10/27(金) 都市の知−アッシュルバニパル王の図書館
第5回 2017/11/10(金) バベルの塔−新バビロニア帝国の栄華
第6回 2017/11/17(金) 都市の祭りと演劇−マルドゥク神の新年祭
第7回 2017/11/24(金) インゴットからコインへ―リディアの鋳造貨幣
第8回 2017/12/ 1(金) 多民族の融和−アケメネス朝の完成させたオリエント帝国
第9回 2017/12/ 8(金) 都市を結ぶ道路網−サトラプ制と宿場
第10回 2017/12/15(金) まとめ−アッシリア、バビロニア、アケメネスの都市文明
【ご受講に際して】
◆2017春学期の同名講座「オリエントの考古学―都市文明の原点をさぐる―」の内容を踏まえて、アッシリア以降、オリエントの都市がどのように変遷していったのかを解説していきます。連続して受講されることをお勧めしますが、もちろん秋学期だけ参加される方でも十分に理解できる構成になっています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 小泉 龍人 |
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肩書き | 東京大学東洋文化研究所特任研究員、早稲田大学講師 |
プロフィール | 1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、西アジア考古学、比較都市論、古代ワイン。おもな著書に『都市の起源』(講談社)、訳書に『考古学のあゆみ』(朝倉書店)など。国立科学博物館の特別展「ワイン展」に携わる。 |
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