学内講座コード:340108
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
目からうろこの村上春樹
申し込み締切:
2017年01月21日 (土) 23:30
開催日時:
1月28日(土)~ 3月11日(土)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
11,826円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 13,608円
補足:
-
【目標】
・村上春樹文学に通底するものを理解する。
・村上春樹作品の意味するものを理解する。
・村上春樹作品がなぜ世界で読まれているかを理解する。
【講義概要】
いまや世界の人気作家となった村上春樹。その村上春樹の作品に通底するものは何だろう。たいへん面白く読めるが、その物語がいったい何を意味しているのか、いまひとつ掴みづらいのも村上文学の特徴である。
30年以上にわたり村上春樹に繰り返しインタビュー、村上春樹作品についての評論活動で、文芸記者として初めて日本記者クラブ賞を受けた講師が、生と死の世界が近い村上文学、日本近代史と村上作品の歴史意識、効率社会との闘いとブーメラン的思考、日本文学・漢字学との関係、神話的物語という5つの視点から、村上春樹の物語の人気の秘密を紹介する。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/28(土) 「近い生と死の世界」=長編『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』『海辺のカフカ』と短編「螢」「象の消滅」など
第2回 2017/ 2/ 4(土) 「村上春樹の歴史意識」=『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』の初期3部作と『ねじまき鳥クロニクル』など
第3回 2017/ 2/18(土) 「効率社会との闘いとブーメラン的思考」=『1973年のピンボール』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ダンス・ダンス・ダンス』『ノルウェイの森』『スプートニクの恋人』など
第4回 2017/ 2/25(土) 「日本文学・漢字学との関係」=『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『1Q84』など
第5回 2017/ 3/11(土) 「神話的物語」=『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』など
【テキスト・参考図書】
参考図書
『村上春樹を読みつくす』(講談社現代新書)(ISBN:978-4062880718)
『空想読解 なるほど、村上春樹』(共同通信社)(ISBN:978-4764106550)
『村上春樹を読む午後』(文藝春秋)(ISBN:978-4163900803)
『白川静さんに学ぶ漢字は楽しい』(新潮文庫)(ISBN:978-4101298917)
名前 | 小山 鉄郎 |
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肩書き | 共同通信編集委員兼論説委員 |
プロフィール | 1949年群馬県生まれ。一橋大学卒業後、共同通信社入社。村上春樹文学などの紹介で文芸記者初の日本記者クラブ賞(2013年)。著書に『村上春樹を読みつくす』(講談社現代新書)、『空想読解 なるほど、村上春樹』(共同通信社)、『村上春樹を読む午後』(文藝春秋)。他に『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(新潮文庫)、『大変を生きる ― 日本の災害と文学』(作品社)など。 |
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