学内講座コード:240502
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
死を考える
申し込み締切:
2016年12月31日 (土) 23:30
開催日時:
1月 7日(土)~ 3月 4日(土)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
16,556円
定員:
30名
講座回数:
7回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 19,051円
補足:
-
【目標】
・「死」を哲学の問題として考えることによって、「生」の意味を同時に考えます。
・「死」についてなど考えたくない、という態度の意味を考えます。
【講義概要】
プラトンは、哲学を「死の練習」と考えました。エピクロスは「死はわれわれにとってなにものでもない」と言います。「死」はわれわれにとってもっとも確実でありかつもっとも不確定な可能性である、とはハイデガーの考えです。「死」はわれわれにとって常に大きな謎であり、「知りたい!」という哲学の根本的な意味を作動させます。「今までは人のことだと思ふたに俺が死ぬとはこいつはたまらん」(太田南畝)。この「たまらん」の意味を、突き詰めてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/ 7(土) 「死」についての哲学を概観します。
第2回 2017/ 1/21(土) ソクラテスの「無知の知」およびプラトンにおける「死の練習」の意味を考えます。
第3回 2017/ 1/28(土) ハイデガーが『存在と時間』において、「死」についてどのように考えたか、考察します。
第4回 2017/ 2/ 4(土) サルトルは、ハイデガーの「死」についての考え方に反対します。その主張を見当します。
第5回 2017/ 2/18(土) レヴィナスの「死」は、他者との関わりの中で独特の意味を帯びてきます。これについて考えてみます。
第6回 2017/ 2/25(土) ジャンケレヴィッチ『死』は、「死」について、真っ正面から考えています。どのような考えが示されるか、2回にわたって考察します。
第7回 2017/ 3/ 4(土) ジャンケレヴィッチの「死」の考察が「生」に対してもつ意味を考えることで、この講座の締めくくりとします。
名前 | 本郷 均 |
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肩書き | 東京電機大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学文学研究科博士後期課程単位取得。共著『概説 現代の哲学・思想』(ミネルヴァ書房)、翻訳『フッサール『幾何学の起源』講義』(メルロ=ポンティ著、法政大学出版局)。論文「中間領域の創造性について クレーとメルロ=ポンティ」(日本大学経済学部『研究紀要』第75号)他。 |
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