学内講座コード:320302
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ドイツ騎士団とヨーロッパの形成・拡大
申し込み締切:
2017年07月05日 (水) 23:30
開催日時:
7月 7日(金)~ 8月 4日(金)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
11,664円
定員:
24
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 13,413円
補足:
-
【目標】
・十字軍の時代に生まれた騎士団とは何かを理解する。
・騎士団とくにドイツ騎士団がヨーロッパの形成と拡大に果たした役割を考える。
・ドイツ騎士団のさまざまな戦いを同時代の王侯たちの戦いや国際政治との関連で理解する。
・ドイツ騎士団の思想を知り、その歴史的、現代的意味を考える。
【講義概要】
騎士団とは、聖地への巡礼者たちを守るためにエルサレムに作られた、武器をもち、武器によって実際に異教徒たちと戦う修道士たちの集団である。三つの大きな騎士団が存在したが、本講義ではドイツ騎士団を主要な対象とする。ドイツ騎士団は聖地を離れ、プロイセン、バルト地域で活動し、その地の異教徒たちと戦い、征服し、国家を作り上げていった。ドイツ騎士団をそのような戦いへと向けたものは何か。その行動はどのようなもので、その結果何がもたらされたか。本講義は、そのような観点から、ドイツ騎士団の盛衰とその歴史的意味について考察する。画像や映像も用いて、楽しくかつ分かりやすく話が聞けるようにしたい。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/ 7(金) 騎士団とは何か:十字軍の時代に活動した3大騎士団の誕生とその後の歴史について概観する。
第2回 2017/ 7/14(金) ドイツ騎士団の戦い(1):北の十字軍において主要な役割を担ったドイツ騎士団のプロイセン人との戦いやロシアとの戦いをヨーロッパ国際政治とのかかわりの中で考察する。
第3回 2017/ 7/21(金) ドイツ騎士団の戦い(2):タンネンベルクの戦いを中心とする。ドイツ騎士団とリトアニア、ポーランドとの戦いとその政治的帰結をヨーロッパ国際政治とのかかわりの中で考察する。
第4回 2017/ 8/ 4(金) ドイツ騎士団の歴史的意味:コンスタンツの論争を通じてドイツ騎士団の思想とそれに反対する思想の基本的な主張を検討し、現代に通じる、ヨーロッパの形成と拡大の歴史的意味を考える。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『北の十字軍』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4062920339)
『十字軍騎士団』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4061591295)
『ドイツ中世後期の世界─ドイツ騎士修道会史の研究』(未来社)(ISBN:978-4624110390)
『文明は暴力を超えられるか』(筑摩書房)(ISBN:978-4480867216)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 山内 進 |
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肩書き | 一橋大学名誉教授 |
プロフィール | 1949年北海道生まれ。一橋大学法学部卒業後、同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。法学博士(一橋大学)。元一橋大学学長。専門分野は西洋法制史。著書に『掠奪の法観念史』(東京大学出版会)、『北の十字軍』(講談社)などがある。 |
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