学内講座コード:K35
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主催:
東京理科大学 オープンカレッジ [ 東京理科大学オープンカレッジ セントラルプラザ2階 (東京都) ]
講座名:
「納得の処方箋」としての数学 選考の選好 − 美・快を納得する −
申し込み締切:
2020年01月18日 (土) 23:30
開催日時:
1月25日(土)・2月1日(土)/12:30~14:00
入学金:
-
受講料:
6,000円
定員:
50
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座概要】
『選好』を納得する枠組みとして『数学』を眺め直しております。人の好み自体がおよそ数値化と馴染まないものであるという主張があることはもちろん承知しています。それでも私が定量化に拘る理由は、人は自らの『選好』を自律的に決定していないのではないかという疑念を払拭出来ないからです。ブレグジットを例にとるまでもなく、現代社会は賛否を決することが容易ではない選択に溢れています。ネット(多対多:双方向)やメディア(一対多:単方向)から得られる情報なしに判断することが最早不可能であるとしたら、集合知の頑健性や健全性にも衆人の納得が必要とされるでしょう。初めて訪れた街でランチをしたいとき、役に立たないかも知れないと思いつつもグルメサイトで店の点数をチェックしたり、休日に読む本をつい通販サイトの星の個数で選んでしまったりするのは、ネット環境が整ったからだけではなく、実は『選好』がもともと他律的な側面を内在しているからではないでしょうか。朝起きて「十分に寝たな」と感じるのは時計の針を確認してからとか、「熱っぽいな」と感じても体温計が36度5分なら気のせいだと思える。あるいは、スーパーで西瓜を買うのに糖度表示がないと購入意欲が湧かないといった定量化の信奉者は、私以外にも大勢いらっしゃることでしょう。本講座では『美』や『快』を定量化する枠組みを探ってみたいと思います。選好を他律的な判断に委ねることは別に恥ずべきことではありません。自律的だと錯覚していることの方がはるかに危ういと私は考えます。
【キャンセルポリシー】区分B
キャンセル料は受講申し込み完了後から発生しますので、ご注意ください。必ず、受講お申し込み前に東京理科大学オープンカレッジ受講規約でご確認ください。
【講座スケジュール】
2020/01/25(土)12:30~14:00 フィボナッチ数列/黄金比/形態は機能に従う。
2020/02/01(土)12:30~14:00 集合知は信頼できるのか?/グルメランキングを数学する。
受講対象: 社会人全般、大学生
名前 | 西岡 康夫 |
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肩書き | 代々木ゼミナール 教育総合研究所 主幹研究員 |
プロフィール |
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