学内講座コード:”2211G109
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
小袖雛形本のデザインと言葉を読み解く
申し込み締切:
2022年05月31日 (火) 23:30
開催日時:
6月10日(金)~6月17日(金)/18:30~20:00
入学金:
3,000円
受講料:
5,000円
定員:
20
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
本講座は、オンライン スペシャル講座『デザインの力』の特別編になります。江戸時代の小袖のデザインに関する研究成果を紹介する極めて専門的でユニークな講座となります。ご期待ください。
江戸時代、人々はどのような小袖を着ていたのでしょうか。伝存する小袖や浮世絵をながめれば、大柄で華やかな寛文小袖、贅を尽くした元禄小袖、一見地味に見えながら細やかな職人仕事が施された江戸小紋など、様々な時代の様相を知ることができます。また、小袖の注文用として、あるいは鑑賞用として作られた小袖雛形本を読めば、当時好まれた意匠、色、技法を事細かに追うことも可能です。
本講座では、正徳3年(1713)に京の書肆・八文字屋から出版された『正徳ひな形』を取り上げます。本書は当代の人気絵師西川祐信が手がけた小袖雛形本で、公家や武家、町人、遊女、若衆、野郎など階層毎に相応の小袖を分類する趣向をとりました。各雛形図には、小袖の背面図と色や技法、意匠についての指示を記したテキストが記されています。
それらのデザインと言葉を読み解きながら、江戸時代の服飾文化と書物について考えたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 06-10 18:30~20:00
第2回 06-17 18:30~20:00
『デザインの力』を考える 特別編
小袖雛形本のデザインと言葉を読み解く
石上阿希編『西川祐信を読む―西川祐信研究会論文集』(立命館大学アート・リサーチセンター、2013)
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 石上 阿希 |
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肩書き | 立命館大学アート・リサーチセンター 客員協力研究員、立命館大学非常勤講師 |
プロフィール | 博士(文学)。 立命館大学大学院 博士課程後期課程 文学研究科日本文学専攻終了。2011年から大英博物館 アジア部日本セクションプロジェクトキュレイターとして、2013年~2014年に大英博物館で開催された春画展「Shunga:sex and pleasure in Japanese art」企画運営に参画し、話題になるなど、春画の研究成果は世界的に高い評価を得ている。2013年からは雛形本研究会を主宰し、『正徳ひな形』の翻刻・注釈を行い、その成果を『西川祐信『正徳ひな形』―影印・注釈・研究―』(2022年、臨川書店)として出版。 |
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