学内講座コード:”1931K001
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
芭蕉と『おくのほそ道』の旅 『おくのほそ道』の章、表現方法で読者に伝えたい心情
申し込み締切:
2019年10月17日 (木) 23:30
開催日時:
10月18日(金)~1月16日(木)/13:00~14:30
入学金:
3,000円
受講料:
10,000円
定員:
20
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座内容】
先に芭蕉は『笈の小文』で、次のように述べています。「紀行文は紀貫之・鴨長明・阿仏尼などの名文以来、みな似通ったものとなり、今日もそこから抜け出せないでいます。中国の詩人、黄山谷・蘇東坡に見られる新し味、珍しさがなければ、紀行文を書くに値しません。さて、わたし芭蕉は心に残る所々を書き留めましたが、酔っ払いの出任せ・寝言とみなして聞き流してください。」と並々ならぬ自信のほどを伺わせています。自らの人生観・未知の人との出会い・悠久の自然や歴史に包まれた歌枕などに対峙し、その高ぶる感情を如何に読者に伝えようとしているのでしょうか。さまざまな文飾を用いて訴え続ける繊細な心を『おくのほそ道』の章から探り、一人で歩いた体験を交えて読み進めます。
【講座スケジュール】
第1回 10-18 13:00~14:30
第2回 11-21 13:00~14:30
第3回 12-19 13:00~14:30
第4回 01-16 13:00~14:30
単位数:1単位
名前 | 杉田 美登 |
---|---|
肩書き | 東京都立産業技術高等専門学校名誉教授 |
プロフィール | 小学生の時に近世文書に関心を持つ。 大学、および大学院前期後期中に多くの教授に感銘を受ける。書家の青山杉雨に4年間師事。萩原恭男に大学、院時代より指導を受け今日に至る。研究テーマ「連歌俳諧の研究」は萩原の師中村俊定より提示されたもの。大学院で指導教授飯田正一の指導を仰ぐ。 平成元年より22年まで新潟県上越市史をはじめ、町村史の編さんの文化面に参加して学んだ地誌・政治・経済・文化などは連句の解釈に役立てている。『妙高山雲上寺、法蔵院日記』全3巻(1,886頁・1712年から1867年まで))の翻刻に参加し、繰り返した読み合わせで、諸分野の研究の知識に甘受する。 萩原恭男の供をして、昭和47年より平成15年まで、『おくのほそ道』『更科紀行』『鹿島紀行』『笈の小文』『嵯峨日記』の実地踏査に同行し、平成5年から1人徒歩による『おくのほそ道』『鹿島紀行』実地踏査を継続。 芭蕉の足跡踏査を維持と健康維持のため週2~3回10キロ程度のジョギングを継続。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.