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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-11-15 / 哲学:日本史:その他教養

オムニバス講座「日本人とキリスト教」

主催:聖心女子大学キリスト教文化研究所聖心女子大学(東京都)]
問合せ先:聖心女子大学キリスト教文化研究所
開催日
5/24, 6/21, 7/19, 9/20, 10/11, 11/15
講座回数
6
時間
15時10分~16時40分
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
5,000円
定員
 - 
補足

講座詳細

日本では、キリスト教は「外来の」「外国の」宗教と位置づけられ、いわゆるキリシタン時代以来、江戸時代の禁教時代を除けば(あるいは「潜伏キリシタン」のことを考えれば、「含めて」と言うべきか)、現代に至るまで長い歴史があるものの、結局のところ、日本にキリスト教は根付かなかったとも言われる。
実際、信徒数は現在でも日本の総人口の1%にも満たない。しかし、こうした「洗礼の数を数える」ような見方で、日本人とキリスト教の関わりを考えるのは正しいのだろうか。
これが、今回の講座を発想した基本的な問題意識である。
思うに、人間と宗教との関わりが、「外」なるものとの出会いをきっかけとして生じた場合でも、宗教体験や信仰はその人の「内」なる出来事である。とすれば、信徒数や教会の教勢といった目に見える「外面」にとらわれずに、キリスト教と出会った日本人の「内面」に目をとめなければならない。
また、いわゆる受容だけでなく、響鳴や反撥、誤解や無理解でさえも「関わり」であることに違いはない。
それによって、もしかすると禁教の250年をくぐり抜けた「潜伏キリシタン」だけでなく、目には見えない様々な日本人とキリスト教の関わりのかたちが見えてくるのではないかと期待している。

備考

◆受講申込み・・・メールまたは郵送にてお申込ください(電話・FAXは不可)。
<注意>
既に他の教養ゼミナールをご申込みいただいている場合はその旨をお伝えください。
1回のみの参加をご希望される方は、事務室までお問い合わせください。

①メールの場合「郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号・申込講座・オムニバス講座受講希望」を明記の上、kiriken@u-sacred-heart.ac.jpまでお送りください。
②郵送の場合
葉書に「郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号・申込講座・オムニバス講座受講希望」を明記の上、下記の住所にご郵送ください。
◆ゼミ開始1週間前迄に、受講料振込口座・ゼミが行われる教室の通知、受講証が送付されていない場合、お手数をおかけいたしますが、研究所事務室までお問い合わせください。

講師陣

名前 加藤 和哉
肩書き 本学哲学科教授
プロフィール ◆担当日
5/24
◆テーマ
カトリックの信仰と日本人-岩下壮一のこと
◆概要                   
岩下壮一は、東京帝大哲学科で「ケーベル先生」に師事し、中世哲学の研究で将来を嘱望されて留学するも、司祭となって帰国し、以後、50年余りの生涯で、文筆や講演活動から、出版社や学生寮の運営、さらにハンセン病患者の療養施設の院長職に至るまで多岐にわたる働きをしました。本年はその生誕130年にあたります。岩下師が目指したという「日本社会にカトリックの信仰を根づかせる」とはどういうことであるのか、岩下師及び岩下家と聖心女子大の関わりにも触れながら、考えてみたいと思います。
名前 折井 善果
肩書き 慶應義塾大学法学部准教授
プロフィール ◆担当日
6/21
◆テーマ
共感Compassionとしてのキリスト教-キリシタン時代のイエズス会信心文学書をてがかりに-
◆概要
近世日本の日本人とキリスト教の出会いにおいては、 “知的”理解と、“感情”を通じた理解、という、キリスト教への二つのアプローチが考えられるように思われます。本講義では、日本イエズス会版『スピリツアル修行』(1607年長崎版、ローマ字日本語)の第二部「御パッションを観ずる道を教ゆる事」を主に取り上げ、その欧文原典や国字写本と比較しながら、 “感情”あるいは“共感”を通じたキリスト教の受容の足跡を実証的に紐解いてみたいと思います。
名前 長野 美香
肩書き 本学哲学科教授
プロフィール ◆担当日
7/19
◆テーマ
私はどのように信じたのか-日本人キリスト教徒の言葉から-
◆概要
日本人が舶来のキリスト教の神を信仰するに至る事情はさまざまです。この回では、明治から現代に至るまで、みずからの信仰について語ったさまざまな分野の信仰者の言葉を取り上げ、彼らがキリスト教徒になるに至る経緯や、その後、日本人でありキリスト教徒であるということから感じた葛藤、信仰者として生きることの苦悩、またキリスト教徒として獲得した自覚や覚悟などを、それぞれの言葉に耳を傾けつつ考えてみます。
名前 大橋 幸泰
肩書き 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
プロフィール ◆担当日
9/20
◆テーマ
潜伏キリシタンはなぜ生き延びることができたか
◆概要
2018年6月、「長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。そこから印象づけられる潜伏キリシタンのストーリーは、江戸時代の厳しい禁教・弾圧に耐えぬき、明治時代に奇跡の復活を遂げたというものです。しかし、この理解では、彼らの営為のすべてを理解したことにはなりません。本時では、属性論という方法により、潜伏キリシタンがなぜ江戸時代を通じて生き延びることができたのかを検討します。
名前 増田 早苗
肩書き 本研究所所員、聖心会
プロフィール ◆担当日
10/11
◆テーマ
中将姫伝説と聖母被昇天
◆概要
奈良県葛城市にある当麻寺が所蔵するほぼ4メートル四方の曼陀羅は、国宝に指定されています。伝説によれば、この曼荼羅は中将姫によって織られたとされ、毎年、この寺では姫が菩薩に迎えられ生身のまま往生したことを記念するお練りという宗教行事が行われます。1005年以来、行われているお練りに含まれる心情は、カトリックの信条である聖母マリアの被昇天を連想させます。両者に何らかの接点がありうるのか考えてみたいと思います。
名前 黒住 真
肩書き 東京大学(総合文化研究科)名誉教授
プロフィール ◆担当日
11/15
◆テーマ
祈りのかたちとキリスト教
◆概要
日本文化においては、言説の発展は部分的ですが、祈り(祭祀)は生活の様相として広がっています。また祈りは、空や大地と結びついて、超越的なものだけでなく手元の地方(じかた)にも関わっていきます。19世紀までにあったその仕組みは、20世紀にどのようにひとびとに体験されたのでしょうか。その要点を近代日本のキリスト教をめぐりいくつかとらえ、今後の私たちに示される課題を見出します。

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