学内講座コード:311042h
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主催:
武蔵野大学 社会響創センター事務課 [ 武蔵野大学 三鷹サテライト教室 (東京都) ]
講座名:
一条天皇 【連続講座】歴代天皇の足跡をたどる 第8回目
申し込み締切:
2019年06月27日 (木) 23:30
開催日時:
6月28日(金)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
1,500円
定員:
16
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
清少納言が『枕草子』を綴り、紫式部が『源氏物語』を創作した一条朝とは、どのような時代だったのでしょうか。かつては、摂関政治とは天皇親政を阻害した悪しき体制であったとされ、そのような史観から一条天皇も、親政の企図を藤原道長の権勢に抑えられていたと考えられていましたが、近年の実証的歴史研究によって、天皇と道長とは終始協調的であったことが明らかにされています。しかしながら、最愛の后であった藤原定子が生んだ第一皇子の敦康(あつやす)親王を皇太子に立てることができなかったのは、やはり道長の権勢に抑えられたためであり、天皇としてはまことに無念なことであったに違いないのです。そして、定子が道長のために可哀想な状況に置かれていながら、思い通りに定子を守ってやれないという、つらく悔しい思いをしたであろうことは、ほかにもありました。一条天皇は、たいへん英明でしかも温雅な天皇でしたから、道長との協調路線をあくまで尊重したのですが、それだけに私は、一条天皇の胸中にあったであろう悲しみを思わずにはいられないのです。歴史資料だけでなく、御製の漢詩や和歌も読みながら、天皇の人柄と内面に迫りたいと思います。
参考文献 一条天皇 吉川弘文館・人物証書 倉本一宏
【講座スケジュール】
第1回 6月28日(金)
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 藤原 克己 |
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肩書き | 本学特任教授 |
プロフィール | 1976年3月 東京大学文学部卒業 1980年3月 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学 2001年5月 博士(文学)(東京大学)の学位取得 1980年4月 岡山大学教養部講師(‘84年4月同助教授) 1989年4月 神戸大学文学部助教授 1998年4月 東京大学大学院人文社会系研究科助教授(2004年同教授) 2018年3月 定年退職 東京大学名誉教授 【著書】『菅原道真と平安朝漢文学』(東京大学出版会、2001年)『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書、2002年) 【共著】『源氏物語 におう、よそおう、いのる』(ウェッジ選書、2008年)『改訂版 日本の古典―古代編』(放送大学教育振興会、2009年)『2008年パリ・シンポジウム 源氏物語の透明さと不透明さ―場面・和歌・語り・時間の分析を通して―』(青簡舎、2009年)【論文】「玉鬘の物語―「柔構造」と「真実全体」―」(『むらさき』第55輯、2018年12月)ほか多数 |
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