学内講座コード:301062b
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主催:
武蔵野大学 社会響創センター事務課 [ 武蔵野大学 三鷹サテライト教室 (東京都) ]
講座名:
神護寺蔵国宝『源頼朝像』『平重盛像』『藤原光能像』の人物比定について 【連続講座】史料から日本の歴史を考える 第5弾
申し込み締切:
2018年05月15日 (火) 23:30
開催日時:
5月16日(水)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
1,500円
定員:
20名
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
人物画は画面等に人名が書かれていない限り、確定することができないが、諸史料を検討することにより、画像名を想定できると思われます。神護寺に伝来する国宝『源頼朝像』『平重盛像』『藤原光能像』の三幅について、米倉迪夫氏が東山御文庫に所蔵する神護寺が提出した古文書の写しから、足利尊氏・義詮親子と、弟の直義とする人物名を発表されました。筆者は頼朝・尊氏・直義とする説を発表しました(『書物・出版と社会変容』二〇号、一橋大学リポジトリ)。今回、画像の破損等を調査することにより、前稿を踏まえながら調査結果により、再考する次第です。人物指定をまとめると、
・源頼朝像(寺伝)―足利直義像(米倉説)―源 頼朝像(旧私説)―源 頼朝像(新私説)
・平重盛像(寺伝)―足利尊氏像(米倉説)―足利尊氏像(旧私説)―足利直義像(新私説)
・藤原光能像(寺伝)―足利義詮像(米倉説)―足利直義像(旧私説)―足利尊氏像(新私説)
です。
* 全講座(7 回)お申込み9,000 円(全7 回)
*お好みの講座を選んでお申込み 1,500円(1講座につき)
【講座スケジュール】
第1回 5月16日(水)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 藤本 孝一 |
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肩書き | 龍谷大学客員教授・冷泉家時雨亭文庫調査主任 |
プロフィール | 昭和20年東京生。法政大学大学院人文科学研究科日本史専攻博士課程修了。博士(文学) 法政大学文学部史学科助手、京都文化博物館学芸主任学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任調査官を歴任。平成17年より龍谷大学文学部客員教授。 現在、大本山随心院文化財顧問、冷泉家時雨亭文庫調査主任。 【業績目録】 〔著書〕 1『古写本の姿』(日本の美術、第436号、至文堂、平成14年刊)。 2『明月記 巻子本の姿』(日本の美術、第454号、至文堂、平成16年刊)。 3『定家本源氏物語 巻子本の姿』(日本の美術、第468号、至文堂、平成17刊)。 4『文書・写本の作り方』(日本の美術、第505号、至文堂、平成20年刊)。 5『中世史料学叢論』(思文閣出版、平成21年刊) 。 6『本を千年伝える 冷泉家蔵本の文化史』(朝日選書870、朝日新聞出版、平成22年刊)。 7『賀茂季鷹所蔵本古今和歌集下・紙背文書影印』(日本史史料研究会、平成26年刊) 8『国宝『明月記』と藤原定家の世界』(臨川書店、平成27年刊) |
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