学内講座コード:19120055
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
辺境から見直す中国古代史 明大アジア史講座No.29
申し込み締切:
2019年05月06日 (月) 23:30
開催日時:
5月14日(火)、5月21日(火)、5月28日(火)、6月 4日(火)、6月11日(火)/15:00~16:30
入学金:
3,000円
受講料:
15,000円
定員:
40
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
咸陽を都とし天下を統一した秦、帝都長安・洛陽を中心に前後400年続いた漢は、いずれも広大な領土を誇る大帝国であるが、帝国の辺境については、詳しく取り上げられることは少ない。「辺境」という言葉から、「中核」である長安や洛陽の影響が徐々に希薄となり、帝国の歴史に影響をもたらすこともない地域と感じられがちであるが、実際には辺境からの風こそが中核を大きく揺り動かし、帝国の統一の在り方にも影響を与えることが往々にしてあったのである。本講座は、講師が長年実施してきた辺境出土の史料研究と辺境に残る遺跡の実見をもとにした最新の研究成果により、辺境から帝国、ひいては中国古代史を見直そうという試みである。
【特記事項】
明大アジア史講座No.29
【講義概要】
第1回 5月14日(火) 戦国秦の拡大と辺境
戦国期の秦の拡大に果たした辺境の役割を明らかにする。
第2回 5月21日(火) 漢帝国の最も新しい辺境と「関東」
中国古代文化の中心地「関東」(河南・山東)と漢の辺境統治の関係をみる。
第3回 5月28日(火) 前漢西北辺境の防衛
前漢西北辺境の防衛体制と、そこに暮らした兵士・官吏・民の姿を考察する。
第4回 6月 4日(火) 西南辺境と漢帝国
従来の研究の空白部分であった西南部辺境の実態を最新の成果から解明する。
第5回 6月11日(火) 辺境防衛体制の動揺と後漢王朝
後漢時代の辺境防衛の動揺がもたらした歴史的展開を再検討する。
【教材】
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 髙村 武幸 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾・国士舘・日本大学等非常勤講師、三重大学人文学部准教授を経て現職。 |
名前 | 籾山 明 |
肩書き | 公益財団法人東洋文庫専任研究員 |
プロフィール | 1953年生まれ。1982年京都大学大学院文学研究科単位取得退学。島根大学法文学部助教授、埼玉大学教養学部教授を歴任。現在公益財団法人東洋文庫研究員。博士(文学)。簡牘史料を用い中国古代法制史・社会史を研究。主要著書に『秦の始皇帝―多元世界の統一者―』(白帝社)・『漢帝国と辺境社会―長城の風景―』(中公新書)・『中国古代訴訟制度の研究』(京都大学学術出版会)・『秦漢出土文字史料の研究』(創文社)。 |
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