学内講座コード:18220008
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
神話と古墳・星空 考古・文献の協同でみるヤマトと南方世界
申し込み締切:
2018年09月27日 (木) 23:30
開催日時:
10月 5日(金)、10月12日(金)、10月19日(金)、10月26日(金)/15:00~17:00
入学金:
3,000円
受講料:
11,000円
定員:
30
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
この講座では神話を基調テーマとしながら、考古学と文献史学の研究者二人で、親しみ深い奈良の世界を見直してみます。まず文献史学からは、皇極女帝が吉野で展開した神話世界の意味を論じます。女帝と二人の息子(天智・天武)の関係が七世紀政治史の根本問題でした。考古学からは、ヨーロッパで発達している天文考古学という新分野を開拓している立場から奈良の前方後円墳の方位、そして星辰信仰の発達の中で行われた天空観念の東西軸から南北軸への転換、それらを踏まえた考古学の立場からの神話論の構想などをお話しします。最終回には講師二人で、少し討論をする予定です。
【講義概要】
第1回 10月 5日(金) 吉野大名持神社と斉明天皇
吉野の大国主命信仰と斉明女帝の行幸から、七世紀の神話創造の背景を語ります。
第2回 10月12日(金) 前方後円墳の方位と景観
GPSを使用すると、前方後円墳には太陽信仰や火山信仰の形態が認められることを紹介します。
第3回 10月19日(金) 太陽信仰と北辰・南極老人星信仰
古相の東西方位重視と新相の南北方位重視の間にはどのような思想上の変化があったのかを論じます
第4回 10月26日(金) 南方系神話と北方系神話の混交はいつか
記紀神話にみる南方系(国生み神話など)と北方系(天孫降臨)の混交がいつ生じたのかを論じます。
【教材】
配付資料
名前 | 保立 道久 |
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肩書き | 東京大学名誉教授 |
プロフィール | 1973年 国際基督教大学教養学部卒。1975年 東京都立大学人文科学研究科修士課程修了。その後東京大学史料編纂所助手を経て、1995年、史料編纂所教授、2005年から2年、史料編纂所所長。現在東京大学名誉教授。 |
名前 | 北條 芳隆 |
肩書き | 東海大学文学部歴史学科考古学専攻 教授 |
プロフィール | 1960年長野県生まれ。日本考古学を専攻し,前方後円墳の成立過程の研究を通じて倭王権の構造を探っている。主な著書に『古墳時代像を見なおす』(共著,青木書店2000),『考古資料大観 9 石器・石製品・骨角器』(共編著,小学館2002),『網取遺跡・カトゥラ貝塚の研究』(編著,東海大学2007)ほか多数。 |
名前 | 阪田 蓉子 |
肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 講座コーディネータ 図書の文化史および地域情報サービスが研究課題。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。教材用DVD監修「多様な図書館サービス-現場からのルポルタージュ」。明治大学図書館情報学研究会会長。 |
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