学内講座コード:18210002
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
上原と大友のマーケティング・ゼミナール ―“社風” の謎について考える―
申し込み締切:
2018年09月18日 (火) 23:30
開催日時:
9月26日(水)、10月10日(水)、10月24日(水)、11月 7日(水)、11月21日(水)、12月 5日(水)、12月19日(水)、 1月 9日(水)/19:00~21:00
入学金:
3,000円
受講料:
30,000円
定員:
25名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
何がしかの成功や失敗をした企業について、私たち特に外部の人間は、そうした結果に関する合理的な理由や原因が見当たらない場合、あるいはそれが明白な場合であっても、それを「あの会社の “社風” がいいんだよ」とか「あの会社の “組織文化” がそうさせたんだよ」とか「あの会社の “体質” というか “性格” なんだね」とか「あの会社の “企業風土” が問題なんだ」と言って納得することがよくあると思います。時としてその当該企業の社員ですら「それがうちの会社の風土・体質・社風・文化・性格なんだよ」といって済ます場合も往々にしてあるのではないでしょうか。しかし立ち止まって「それって何だ?」、「具体的にどういうことだ?」と言われるとなかなか即答できないかもしれませんし、かなりの言葉を費やさないと説明できないような意外と簡単なようで難しい概念なのかもしれません。
まして「それがあの会社の体質だ!」と言われてしまえば、健康上の個人的問題に置き換えても、医者から「体質自体を変える必要があります」と言われたのと同じことかもしれません。体質や性格を変えろというのは、それまでの人生や生活の歴史自体が否定されたようなもので、よほどの努力がないとそう簡単に改善できるようなものではありません。逆に「おたくは素晴らしい企業文化を持っていますね」と言われても、たとえば突然のトップ人事で外国の人が来てしまうと「今の社風をどこまで守れるのだろうか」と不安になるかもしれません。そういえば最近非常に多発している有名企業の不祥事についても、それが繰り返し生じているような会社もありますね。まさに変わる必要のある社風もあれば、守り続けるべき社風もあるのです。
このように、こうした企業の文化や風土、社風といったものが、どこまでどのように企業の業績などに関わるものなのか、それは意図的に変えられるものなのか、あるいは守れるものなのかといったことについて、今回のゼミナールで皆さんと考えていきたいと思います。そういえば明治大学も「最近校風が変わったね」と巷間言われていますが・・・。
(上原征彦・大友純)
【特記事項】
■テキストや講師側の用意した参考事例を用いながら、受講生の皆さんとの議論を進めていきます。
■基本テキストは植村修一著『“社風”の正体』(日経プレミアシリーズ、2018年)を使用し、講座お申し込み時(来校時)に配布いたします。なお受講料には当文献代も含まれています。
【ジャンル】マーケティング
【講義レベル】応用~発展
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 9月26日(水)
第2回 10月10日(水)
第3回 10月24日(水)
第4回 11月 7日(水)
第5回 11月21日(水)
第6回 12月 5日(水)
第7回 12月19日(水)
第8回 1月 9日(水)
【教材】
・配布資料
・書籍 友野典男著『行動経済学―経済は「感情」で動いている』(光文社新書、2006年)
※教材費は受講料に含まれています。
名前 | 大友 純 |
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肩書き | 明治大学商学部教授、コーディネータ |
プロフィール | 明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。 |
名前 | 上原 征彦 |
肩書き | コーディネータ、元明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授、昭和女子大学現代ビジネス研究所特命教授 |
プロフィール | 1968年東京大学経済学部卒業。日本勧業銀行、財団法人流通経済研究所、明治学院大学教授、明治大学専門職大学院教授を経て現職。この間、ペンシルベニア大学ウォートン校の客員教授として取引慣行の日米比較研究を行った。2002年より財団法人流通経済研究所理事、2010年~2015年理事長。著書:『経営戦略とマーケティングの新展開』(誠文堂新光社)、『マーケティング戦略論』(有斐閣)など多数。 |
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