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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-10-06 / 文学 / 学内講座コード:20A1603300

シェイクスピアの四大悲劇刊行に寄せて

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月20日(火)、10月27日(火)、11月10日(火)、11月17日(火)、11月24日(火)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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講座詳細

【講座内容】
『正訳― シェイクスピアの四大悲劇』(河出書房新社)の刊行を記念して、シェイクスピアの四大悲劇を読み解き、今の時代を生きるわれわれに何を語りかけているかを考える。難しいと言われるシェイクスピア作品、しかし、当時は、見習い職人から女王までが観劇を楽しんだ。四百年もあとに生きるわれわれが作品を楽しむためには、その背景を知ることが重要だ。

【講座スケジュール】
第1回10月20日(火) シェイクスピアが生きた時代
詳細:シェイクスピアが生きた時代には、現在のサウジアラビアや中国やイランのような、生活のあらゆる点にわたって統制が厳しく、言論の自由はなかった。イギリス国教会はカトリックの弾圧に傾斜し、カトリックと分かれば、拷問にかけられた末に、死刑が課された。出版物も、舞台にかけられる劇作品も当局の検閲を受けなければならなかった。このような時代を背景に、シェイクスピア作品は観客に何を語りかけたのか?
第2回10月27日(火) 『ハムレット』の亡霊
詳細:ハムレットは、亡き父の姿をした亡霊から、父が叔父クローディアス王に毒殺されたことを告げられる。叔父が父を殺して王冠を奪い、そのうえ、母と結婚したという! 何という青天の霹靂! だが、亡霊の言葉を信じてよいものか? 当時は、亡霊に関してさまざまな考えがあった。ドイツのプロテスタントの大学の学生ハムレットには、亡霊の言葉が真実とは思えない。だが、復讐を果たさず、このまま放っておいてよいものか? 『ハムレット』の謎を解く鍵は、亡霊にある。
第3回11月10日(火) 『オセロー』に見る異文化
詳細:主人公のオセローは北アフリカのモーリタニア出身だと考えられる。オセローはこれまで経験した冒険の数々をデズデモーナに語って、彼女の愛を勝ち得るが、その冒険譚は、真実とはほど遠い、真っ赤な嘘だった? オセローの想像力と野心で膨らまされた冒険譚に隠された真実とは? イヤゴーに翻弄されるオセロー、しかし、その源はオセロー自身のなかにあった。社会の底辺で生きる人間から将軍にのしあがったオセローの悲劇を読み解く。
第4回11月17日(火) 『リア王』の小宇宙と大宇宙
詳細:太陽が地球を回っていると、多くの人が信じていた時代、シェイクスピアは、イギリスに亡命していたイタリア人の哲学者ジョルダノ・ブルーノに出逢い、地球が太陽を回っているという地動説を信じるようになる。ブルーノは、宇宙は無限であるとも説いた。1600年、ブルーノは、ローマで異端者として火あぶりの刑に処せられる。シェイクスピアの驚きはいかばかりだったろうか! 娘たちから虐待されたリア王は嵐のごとく怒り(小宇宙の乱れ)、狂気の淵に追いやられ、あらしが吹き荒れる荒野を彷徨する(嵐の荒野は大宇宙)。小宇宙と大宇宙を対比させる作品は『リア王』のみ。『リア王』を上梓した背後には、ブルーノへの哀悼の意があったのかもしれない。
第5回11月24日(火) 『マクベス』内なる闇
詳細:マクベスは、内に抱える野望ゆえに、魔女たちの餌食になる。野望達成のための拠り所としていた魔女たちの予言がまやかしだと分かったときには、すでに、戦いも人生も夫婦仲も破綻していた。むなしい人生に「人生は歩く影」と自戒する。深みにはまりすぎたと気づいても引き返せない。マクベスは言う。「先へ進むのも、戻るのも億劫だ。」悪の道を選んだからにはとことん行かざるをえないのか? 引き返す道はないのか?

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 石井 美樹子
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 1974~78年英国ケンブリッジ大学大学院にて中世英文学を専攻。文学博士。ケンブリッジ大学東洋学部専任講師、静岡大学教授を経て2013 年3 月まで神奈川大学外国語学部教授。専門は中世・ルネサンスのイギリス文学・歴史。主要著書に『聖母のルネサンス―マリアはどう描かれたか』(岩波書店)、『エリザベス―華麗なる孤独』(中央公論新社)、『ヨーロッパの王妃』『ヨーロッパ宮廷の愛人たち』『マリー・アントワネットの宮廷画家―ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの生涯』『マリー・アントワネット―ファッションで世界を変えた女』(以上、河出書房新社)ほか多数。
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